2012.02.04
詳細調査-鎌倉遠征
神奈川県鎌倉市で既存住宅の詳細調査を行いました。
今回の物件調査は住宅医ネットワークが平成23年度の「長期優良住宅先導事業」で採択を受けた「既存ドック」システム3の事業として行う詳細調査になります。
約45年前に開発された分譲地で、とても閑静な住宅地に建つこの住まいは築40年。当時はとてもモダンな住宅だったのではないかと思います。
今回は関東の住宅医スクールの方に調査の呼びかけを行い、たくさんの方に参加頂きました。総勢24名、みなさん建築業界で実践を積み重ねていらっしゃるプロばかり。頼もしいです!
小屋裏に登り、
建物の劣化を調べ、
床下に潜ります。
また住宅医の調査では構造の調査も実に精度の高いものになります。
シュミットハンマーという器械でコンクリートの強度を測っているところ。
金属探知機で鉄筋の位置を測っているところです。
このような調査は特別な器械が必要なためどこでも行えることではありません。
しかし基礎コンクリートの強度や鉄筋の有無は構造に大きく関わるところですので器械を使って正確に調査したいところ。
詳細調査の費用は特別な場合を除いて30万円ほどですが、十分にその価値のある調査になります。
調査報告をまとめ改装プランのプレゼンを今月末に行うためただ今準備を進めています。
順調に進めば春には着工です。
(スタッフ:西久保)