去る6月12日日曜日、およそ7年ぶりに 埼玉県本庄市にあるコバケンラボ(小林建設)に行ってきました。潤い良く育っている木々を楽しみながら玄関の前まで。
2013年に完成したコバケンラボ。ほぼ10年前の当時は、設計・監理で良く通っておりました。懐かしさや嬉しさが入り混じってきます。
玄関からつながる土間は、庭につながって気持ちよく、テラス土間に落ちる日差しも柔らかくてほのぼのします。
「凄く良くなった。完成した時よりぐっと良くなっている。」と強く感じたのは、木材の色が焼けて落ち着いた色になり、木の表面も月日を重ねてまったりしてきているからだ。ときがつきました。柱や梁、そして木の建具も、魅力を増しています。
「和室の床の間まわりも、こんな風にしたんだった。」としみじみ。窓の外はちょっとした坪庭風にして 鳥のオブジェが飾ってあります。床の間の掛け軸や床飾りも季節感があって、室礼(しつらえ)を常々考え、心配りしてくださっていることが解ります。「大切に住まうこと」を願った設計ですが、まさしく日々の暮らしを大切にした住まいを、訪問してくださる方々に提案していることが解りました。
「ラボハウスが大好きです!」と言ってくださる渡辺さん。コバケンラボを大切に心配りしてくれているスタッフさんです。
そしてひさしぶりにお会いしても変わらない、ますます若々しい小林社長(右端)、設計の亀倉さん(左端)、そして新人(といっても2年経っているそうですが)設計の原山さんと記念写真を撮っていただきました。「時間がたつほどいい家になる。」ということが断言できる木の家。9年目のコバケンラボ、そして皆さんに刺激をもらった一日でした。
(三澤文子)