2016.07.19
サワラの検品【鳥取県大山】
Msの得意は、何といっても木材を全国の林産地から発掘してくる能力です。
木造住宅の設計者は、基本設計・実施設計の図面を描き、木造建築を得意とする(?)工務店に施工を依頼します。それが普通です。当たり前です。しかし、Msは全国の林産地の仕事を熟知しています。Msでは、木材のほとんどを支給しています。
最近は、「地産地消」という言葉を聞きます。「川上から川下へ」という言葉も耳に心地よく聞こえますが、そう都合良く、近くにいけば木造住宅の部材となる良材を供給してくれる産地はありません。普通の木材はどこにでもあります。どこにでもある木材を普通に使用している産地のものを、Ms三澤は使用しません。
「エクセレント」良材でお値打ちなものでなければいけません。設計のデザイン、耐久性、断熱性能が優れているのと同格に、木材も優れたものでなければいけません。
それゆえ、Msは得意な木材を供給できる産地のものしか使用しません。木材はすべて私の眼識を通ったものしか使用しません。工務店に木材を支給します。「この木材で工事してください」と、木材を吟味することも設計行為におけるデザインです。
鳥取県のレングス(Jパネルの製作工場)の近くでも、サワラは出てきます。
16㎥ほど私が買いました。【原木購入】 原木を買って、製材・人工乾燥・本実加工します。
この分量、約10%がゴミとなります。(ゴミといっても、チップ材として利用できますので・・)
1枚1枚、検品してゆきます。(写真はMsスタッフ)
ロットごとにまとめてゆきます。
(ア)15mm フローリング用_節の少ないもの、多いもの
(ア)12mm 壁用 などを含めて、一枚一枚の木材をすべて自分の目で確かめながら、これからの住宅用の部材としてストックしてゆきます。
三澤