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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2025.07.12

断熱改修に役立つデータロガー

Ms日記をご覧のみなさま、こんにちは。
今週は髙田が担当いたします。Msに入社して早くも3ヶ月が経ちました。少しずつ任される仕事が増え、やりがいと責任を痛感する日々です。

さて、今日はデータロガーについて書きたいと思います。

データロガーという言葉は今回初めて知りました。なかなか馴染みのないものだと思います。事務所のデータロガーの機能はシンプルで、「温度」と「湿度」を測定してくれます。試しに事務所で測ってみると、温度が25.7度で湿度が42%でした。外は蒸し暑かったですが、室内は冷房をかけているので比較的、快適ですね。

ただそれだけじゃないのがデータロガーのすごいところで、測定したデータを記録してくれます。なので、そのデータをパソコンに取り込むことでグラフ化できるのです!すると1日の中でどれだけ変化しているかが分かりそのお家の断熱性能がわかったり、部屋ごとにいくつか設置すると部屋によってどれくらいの温度差があるかがわかり断熱改修に役立てたりすることができます。

さらに、こちらは鈴木さんが実際に使用しているデータロガーです。データロガーとは温度や湿度などを測定して記録する機器の総称をいい、鈴木さんが使用しているのはその中でも最新の「Switchbot」というものです。鈴木さんはこれを使いこなし、スマホと連携させて離れていても現在の温度・湿度がわかるようにしています。さらに蓄積されたデータもスマホ上で見ることができます。なので、たまにお昼休憩の時などに、「今、お家のリビングは29度で、外は35度です。こんなところにいたら暑くてばててしまいますね。」なんて笑っています。

さて、私はデータロガーを詳細調査で伺うお家に設置することになりました。どんなデータが取れるかワクワクしますが正しく測れないと意味がないので、事務所のOBの方などにアドバイスいただきました!ひとつは、1.1m程度の高さで直射日光やエアコンの風などが当たらないところに設置すること。もうひとつは、外気を測定するために家の外に置くときは、直射日光に当たらないように百葉箱のようなものの中に入れること。スチレンボードで簡易に作成したものでも良いということなので、作りました!

また、データロガーのサイズによっては、チップスターの箱の上下を開けて、側面にいくつか風通しの穴を開けたものでも代用できるそうです。

どんなデータが取れるのか楽しみです。データが取れたあとは、そのデータをじっくりと考察してみます。

髙田颯斗