今週5月15日(月)は、「認定こども・園宍粟わかば」の竣工お祝いの会に招かれました。5月晴れのこの日、空の青さと白い雲、そして背景の緑の山のラインがくっきり鮮やかな光景です。
通用口から園庭を覗いてみると、芝生も育ってきて、良い雰囲気になってきています。ちびっこみんなが参加の今日のお祝い会、なんだかワクワクしてきます。
そのお祝いの会の様子につきましては、こども園担当の上野耕市くんが、追ってこのMs日記て報告してくれることになっていますので、本日は、ちょうど一か月前の4月15日(土)に稲山正弘先生、ホルツストラの稲山千賀子さん、担当の岩田さんとご一緒に、こども園を訪ねたことをご報告いたします。
この日は、あいにく雨降り。園庭からの説明を少なくして、さっと内部に移動。お待ちかねの遊戯室に向かいました。この遊戯室棟で特にご苦労いただいた、藤井棟梁の顔も見えます(写真左端) 皆さんの目線はずっと上向きです。
樹状立体トラスの架構についての苦労話に花が咲く藤井棟梁と稲山先生。燃えしろ設計の太めの樹状立体トラスですが、トトロの住む大きな木の中のような安定感とおおらかさを感じていて、私は大納得しています。藤井棟梁と稲山先生は、相変わらず目線がさらに上向きのまま。
遊戯室の舞台に立つ稲山先生。いつも背後の窓には鮮やか緑が見えるのですが、今日は雨でしぐれた曇り空が見えます。
しばらくたったら、少し空も明るくなってきました。2730㎜の幅のある広縁は、通路というより、ちびっこの遊びの空間です。窓際には、可愛い家具がしつらえられていました。それにFIXガラスのまえに、みんなの作品が並び、とても素敵です。
そんな窓際でも、藤井棟梁と稲山先生の目線は上向きのまま。桁の継手についてあれこれ語り合っています。お二人を観察していて、木造の架構について、ますます面白さが増してきました。木造は本当に、面白く楽しいです。
(三澤文子)