非常勤&リモートワークの村上です。
離れていてもできる仕事、胡桃山荘の予約を担当していることを以前の日記に書きました。
胡桃山荘を施工してくださった北沢建築さんに、日頃の管理もしていただいています。北沢建築さん、いつもありがとうございます。嬉しいことに、この11月は3組の方々にご利用いただきました。今回の日記は、その方々からのご感想をご紹介いたします。
最初は、エムズ事務所の元スタッフで、昨年ご結婚された平賀さんです。未来の住まいづくりのきっかけとして胡桃山荘を体験できればとのことでした。今週宿泊されたばかりの平賀さんには、胡桃山荘の印象的な写真を送っていただきました。
平賀さんのコメント:「異種素材コンビネーション。その一つ、康彦さんと一緒に漆塗りした記憶も蘇ります。まとまった感想は改めて。」
さて、これはどの部分なのでしょう?現地に行ったときに探してみようと思います!感想文もまたご紹介させていただきます。平賀さん、ありがとうございました。どうぞ末永くお幸せに!
2番目は、地元長野の菱田工務店さんです。胡桃山荘の見学と若手社員研修が主目的のご滞在でした。
「11月中旬に設計の若手社員研修を兼ねて胡桃山荘にお邪魔しました。
残念ながら、胡桃山荘の周りの木々は葉を落としていましたが、その分、外観を楽しむことができました。木の外壁で設えられた外観は周囲の景観になじみ可愛らしい名前を体現した見た目でした。
中に入ると間仕切り壁を極力排除した繋がりのある空間で、木をふんだんに使った仕上げを体感させて頂きました。 アクセントとして採用されていた漆は場所によって顔料を入れて使い分けているのが印象的でした。また、シンプルな構造材を活かしたプラン等、今後の参考にさせて頂きたいと思います。
夜は外気温が一桁まで下がりましたが、薪ストーブ一台で温かく過ごすことができました。また、持ち寄ったパンを薪ストーブの上で温める等、普段はなかなかできないことも楽しませて頂きました。
今回は胡桃山荘の設計、施工を勉強するためにお邪魔しましたが、機会を見つけてゆっくりとした時間を胡桃山荘で過ごし、木の家づくりに活かしたいと思います。」
菱田工務店さん、ありがとうございました。今回ご宿泊が叶わなかった方々には、次回はぜひお泊りいただけたらと思います。
最後にご紹介するのは、10月末に長野県に移住されたFさんご夫妻です。土地探しの途中、岡谷で北沢建築さんの建築途中の建物を見て興味を持ち、ご連絡をくださいました。
「今回の体験宿泊は、これから具体的に家づくりをしていく上で参考になるかと考え申込みました。
今、胡桃山荘の2階のソファに座り、窓から見える木々と空を見ながら書いています。この長閑な里山のロケーションに溶け込んだ家、というのがとても印象的で、このような場所を見つけ建てられていることが大変羨ましく思われます。
周囲の環境に合った板張りの壁、コンパクトな建物のサイズ、どっしりと安心できる構造、造作家具、照明、木製サッシなどなど。実際、参考になったことは多くあります。何よりも暖かな地域から来る50代、60代の我々夫婦としては、家の寒さは一番の課題ですが、断熱性能の高さとソーラーシステムの併用でかなりの部分、この地域の冬の冷えもカバーできるのだと分かったのは収穫でした。
また、室内の細かな部分が、思いのほかストレスを和らげ、気持ちを穏やかにさせるものだと気づくことができました。例えば、中央の八角の杉柱、足裏に気持ちのいい玄関床の手斧仕上げ、階段のすっきりした柾目に滑りにくい浮造り加工の杉、柱の中に隠された金属のボルト、etc.
家=木に囲まれているということと、造った方たちの確かで丁寧な加工が気持ちに安心感を与えるのは間違いないと感じました。中でも気に入ったのは、夜暗くなると階段下の証明から上に向って広がる線状の光の美しさと、バストイレの引き戸に浮かび上がる月のような窓でした。
もっともそういった様々に気がつくことができたのも、テレビが無く、非日常的な薪ストーブの火や音の方に意識が向いていたからかもしれません。置かれていた本や雑誌も読ませてもらい、知らなかった建築のあれこれを学べたのも良かったです。いい時間を過ごす事ができて感謝しております。貴重な経験をありがとうございました。」
Fさん、ご利用ありがとうございました。理想の土地が見つかり、穏やかで暖かに過ごせる家づくりができますように。
エムズの家づくりにご興味のある方は、ぜひ胡桃山荘で心地よさをご体験ください。ご連絡をお待ちしております!
村上洋子