Ms日記をご覧の皆様
こんにちは!今週のMs日記は中尾が担当いたします。
さいたま市K邸が引き渡しから2カ月が経ちました。
Kさんご夫妻から「大変快適に住んでいる」と度々うれしいお便りが届きます。K邸で導入した照明や家具搬入の様子を今週の記事といたします。
過去の記事はコチラから↓↓↓
・久道工務店 訪問記
・~さいたま市K邸建て方~
・~さいたま市K邸現場より~
・~さいたま市K邸様々な広葉樹~
・~さいたま市K邸引き渡しまで1か月となりました~
・~さいたま市K邸引き渡し~
まずは、玄関灯からご紹介。アプローチのスロープ横には玄関灯を設けているのですが、表札を照らすための仕掛けとなります。玄関灯はアイアン製品が得意な大阪(豊能町)にある「上手工作所」の照明。柾目が通った杉の表札が据えられています。(表札の苗字は隠しています)外壁仕上げに落ちる格子と灯の傘の影がとてもかわいいです・・・なんとも絶妙な太陽高度に撮影できました。
室内のペンダントライトには一部、「後藤照明」の「ネジリコードローカン」という製品を使用しました。
後藤照明は、明治時代から続く、老舗の照明メーカーであり、レトロなデザインが特徴です。真鍮製のソケットとねじれたコードがより一層ノスタルジックな雰囲気を演出してくれます。Msの照明設計では、メンテナンス性を重視して、電球を交換できる“裸電球”を採用していますが、真壁の家づくりとの相性も抜群です。コードとソケットの結線がされた製品なので、電気屋さんからも「施工がラクで助かる」と高評価をいただいています。空間のアクセントに「ネジリコードローカン」いいと思います!
過去の記事「~さいたま市K邸様々な広葉樹~」で紹介いたしましたが、久道親方は、加工場に沢山の広葉樹をストックしています。こちらの収納棚は「ブラックウォールナット(黒胡桃)」で造っていただきました。久道親方が一目惚れして原木から購入したそうです。原木を柿渋に浸けて置いておくと、挽割った時にこのような深みのある色が出るそうです。玄関から入るとこの収納棚が目に飛び込んでくるのですが、なんとも渋い・・・渋いのです!杉柾板の建具と相乗効果で気品を帯びています。
引渡しの日。K邸に椅子が搬入されました。早速座り心地を確認!「肘を掛けられるのが決め手だった」とKさん。文子さんも座り心地を堪能していました。
Kさんご夫妻は、設計段階から椅子やテーブルの設計に力を入れておられ、特にテーブル図面は入念に寸法を検討しました。
リビングのパーソナルチェアーと合わせてKさんご夫妻が選んだ椅子たちは、すっきりしたデザインで、座面布地の色も落ち着いていて、空間にとてもマッチしています。
「座面の勾配もちょうどいい」と、久道さんは座面の勾配を測っておられました。
ディテールの紹介です。窓枠には、お馴染み「橘商店」さんの「矢型名栗」を入れています。網戸はスライド式のものとなり、網戸が納まる樹脂枠を隠すための仕掛けであります。矢型名栗の窓枠が外の景色を綺麗に切り取り「ピクチャーウインドウ」となります。
(こちら、植栽工事の打合せをしている様子です。)
矢型名栗の拡大写真。窓の外に何やら・・・
Kさんが大切に育ている山野草や盆栽です!素敵な手づくりの棚は久道さん作。山野草、盆栽に囲まれた魅力的な空間ができました!
久道親方が手掛けた「RENOCAFE」というお店で食事をした時の写真で締めさせていただきます。真壁造りで、久道さんのセンスが光る素敵なカフェです。
「三澤さんを是非連れていきたいと思ってたんだよね」と久道さん。
K邸が無事に竣工し、ほっとした表情の久道さんと文子さん。およそ1年の工事期間を振り返るとても豊かな時間となりました。
スタッフ中尾