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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2024.08.03

~さいたま市K邸 現場より~

Ms日記をご覧の皆様
今週のMs日記は中尾が担当です。

現在私が担当している。さいたま市K邸の現場の進捗を報告いたします。
建て方から約2カ月が経過した現在。現場の様子をダイジェストで紹介したいと思います。

・前回の記事はコチラから⇓⇓⇓
~さいたま市K邸建て方~

施工は、久道工務店さんです。遠方の監理であり、Msと初めて組む工務店ですが、現場は順調に進んでおり、安心しています。

・板金工事の様子 ~6月下旬~
板金搬入
板金搬入中・・・

屋根板金
Msの屋根の仕上げには、必ず板金が登場します。板金の強みは何といっても耐候性です。価格も安価であり、最近では様々な色が登場しているので、意匠面でもよく使用している仕上げ材です。

ここでひとつ。板金の色のエピソードがありまして・・・

昨年、私の担当していた京都の”景観条例”のかかる現場で、板金の色が大きく制限されてしまいました。そこで使用できる外壁仕上げの色が「メタリックシャンパン」という色しか選択できませんでした・・・
しかし、いざ仕上げてみると淡い色が上品でとても良かったのです。(流石、景観条例で認められる所以…)

さいたま市K邸の住まい手さんも「メタリックシャンパン」を気に入ってくださり、屋根の色は「メタリックシャンパン」です。外壁板金もこちらの色を使用します。

・シース管グラウトモルタル注入 ~6月下旬~
グラウトモルタル注入
Dボルトシース管工法の紹介です。
独立基礎の箇所はこちらの工法を採用しております。久道親方が基礎の立ち上がりにグラウトモルタルを注入しているところです。

柱脚と基礎のDボルト引きの箇所は、基礎立ち上がりに注入口を設け、流動性が高く、収縮のない無収縮モルタルを流し込みます。注入されたモルタルは隅々まで行きわたり、固まった後も収縮することなく、柱に仕込んだボルトと一体化して引き抜き力耐えます。

・吹き込み断熱工事の様子 ~7月下旬~
吹き込み断熱
Msでは珍しいセルロースファイバー吹き込み断熱工事の様子をご紹介します。
7月前半は外壁の仕舞をしていただき、吹き込み断熱が開始しました。

住まい手さんは音に繊細な方で、セルロースファイバーの遮音性に期待して採用に至りました。階間にもセルロースを吹き込み、2階の足音を緩和させます。
先日私もセルロースファイバーの遮音性を体験する機会がありました。見事に音をシャットアウトしていたので、その遮音性に期待しています。階間のセルロースは、次週から始まります。

定例の様子先日の水道屋さんとの打ち合わせの様子。
文子さんが東京での仕事に合わせて毎週埼玉まで現場監理に向かって下さっています。

和田大工久道さんを初めとする、弟子の加藤さん、仲間の大工さんも駆けつけてくださり、現場は活気に溢れています。写真は建て方の際に応援に来てくれた和田大工さん。再びK邸に戻ってきてくれました。頼もしい限りです!

私は月に1回。現場監理に向かうのですが、やはり現場は楽しいですね。現場の声(意見)というのは、設計者に対してネガティブなこともありますが、最近はポジティブに捉えれるようになってきました。
毎度監理の度に気づきがあり、成長の機会を与えてくれます。現場の楽しさはそういったところにも、あるのかもしれません。

次回のMs日記の当番にまた、K邸の様子をご紹介します。
どのくらい工事が進んでいるでしょうか!?お楽しみに。

スタッフ中尾