2012.02.02
竣工後10年経った住まいへ訪問
兵庫県建築士会女性委員会研究部会の見学会がMsの設計したH邸(芦屋市)で開催されるということで、行ってきました。
実はH邸は2001年に竣工したJパネルハウスの先駆け的な住まいです。
私は今回初めての訪問でした。もちろん、スタッフとしてお伴していたのですが、
10数名の参加者の皆さんに混じって、10年前のMsの物件の説明をじっくり聞いていました。
みなさん熱心です。配布資料の図面が真っ黒になるまでメモを取られていました。ダイニングは吹抜けがあり、広がりのある空間です。
ちょっとブレイクタイム。大きなダイニングテーブルを囲って建築話で盛り上がります。
サプライズゲストとして15年前にMsが京都で設計したK邸の奥様がいらっしゃいました。住み続けて分かること、再認識することなど「生の声」を聞かせて頂きました。終始緊張気味の三澤さん。住まい手さんのお言葉は貴重で、事実です。設計者が説明しても住まい手さんの言葉にはかないません。
10年前と変わることと変わらないこと。変わるべきことと、そうでないこと。
新築の住まいを訪問しているだけでは分からない、気付かないことを認識することの大切さを感じた半日でした。
工事中や竣工後数年の住まいに行かせて頂くことはあっても
10年経過した住まいを見られるのはそう多くありません。
貴重な機会を与えて下さったHさん、遠くからお越し頂いたKさん、本当にありがとうごさいました。
(スタッフ:平賀)