今日から9月です
8月初めの熱帯夜が一週間以上も続き、ヘトヘトになりながらベッドに倒れ込むという日常が続いたので、残暑がどうなることかと心配もしていましたが、台風がつづけて日本列島に近づいたせいか急に秋めいてきました。Septemberです。
Ms、MSD共に工事が始まってきたので、MOKストックヤードにたびたび行ってはこの広葉樹はここに使用する・・・と1本1本嫁入先を決めてゆきます。
大阪南港平林に1ヶ所、東大阪市に1ヶ所、あとはそれぞれの製材所にもあり、リスのどんぐり隠しであの木材は一体どこへ行ったかと台帳にはもちろん記入してありますが、時々ポロポロと忘れてしまって行方不明のものもありそうです。
このすっかりグレー色になった木材はなんだと思いますか・・・。
木材のキング、チークです。それもビルマチークです。この桟積みをよけるとこんな色合いです。
この木材のチーク、ある住宅のカウンターに使用します。1枚1枚の節色見ながら、集めてゆきます。これも3年以上も前に木材市で購入したレア物です。
これは栓(セン)、樹齢120年物、東北出身です。
三澤康彦、無類の木材収集家です。出会いの機会があると、迷わず買いです。どこに具体的に使用するのかは別にして今の出会い、次はいつなのかとばかりにやはり買ってゆきます。ここ20年ばかりそんな収集をしていったので、気が付けば30坪の住宅が立派に建つぐらいの金額になってしまいました。
この右側の柱・梁的なもの、シオジです。製材してからもう20年経過しています。天然乾燥の極みです。シオジはタモ以上に最高級です。W邸に使用します。
場所が変わって鳥取県です。杉3層パネル(Jパネル)を製造しているレングスに打合せと、サワラの原木から製材した外部デッキ、フローリングとして使用する材の検品をします。
厚さ30㎜のサワラ100枚中10枚くらいは欠損品です。1枚、1枚品質を見ながらこれはデッキ、これはフローリングと分ける仕事がとても大事です。
Msの仕事は木材を全て直営しています。これが品質のよい住まいをつくる秘訣です。
三澤 康彦