宿泊体験の感想~春薫る胡桃山荘~
新緑がきれいな胡桃山荘からのお便り(宿泊感想)です。現在マンションにお住まいですが定年後は木の住まいに、ということで昨年度よりMOKゼミ神戸に参加されていたKさんご夫妻をお迎えしました。
(以下、文章・写真・タイトルともKさんから頂きました)
満開のハナミズキが街道を飾り風薫る5月10日に胡桃山荘を訪問しました。胡桃山荘の断熱性能を知るには季節が良すぎるのではと少し危惧しましたが、結果的には木造建築の良さを十分に実感でき、大満足の滞在となりました。
全体にコンパクトな胡桃山荘ですが、柱は勿論のこと床、壁、天井、建具の全てが木材で構成されていて、木肌に包まれた空間はこんなにも温かいのかと感嘆しました。
ご案内いただいた北澤社長から朝夕にはまだ一桁の気温になるのでと火付け用の建築端材をお届け頂き、山荘備え付けの’手書きストーブ着火指南書’に基づき、念願の薪ストーブに挑戦させていただきました。
ダンシング・ファイヤーとはいきませんでしたが、それでもパチパチと薪が弾ける音、ストーブからのなんとも言えない包まれるような暖かさで、ワインが一段と美味しくなりました。
また、滞在時間とともに多くの設計の工夫に気付かされました。
例えば。。
山荘に入って直ぐのコンパクトな玄関スペースに続く1畳ほどのシューズイン・クローゼットが非常に使い勝手良く、そして上がり框のないフラットな玄関、室内への仕切りに内扉が設置され寒冷地での対応も見事。
内扉を開けて室内に入り、玄関を振り返れば玄関口の小窓からヤマボウシの新緑が!
内扉に嵌め込まれたステンドグラスを通して美しい色模様を描く朝日が差し込ん来ました。
隣り合わせの趣味室(家事室)の使い勝手良さ。広めの備え付けソファーが取り込んだ洗濯物を畳むときなどにも重宝しそう。。1F,2Fとも ほぼデッドエンドがないことも参考になりました。
ただ台所部分の床面が下げられている点は、好みが分かれるところです。
北澤社長からもアドバイスを頂きましたが、三澤ご夫婦の設計された建物を同時に見学できるのは、ここだけのようです。水路を挟んで胡桃山荘と北沢建築事務所&工場。
同じMsのDNAが入っている木造建築でも、その趣は少し異なっていますが、いずれも周囲の自然に上手く溶け込んでいるように感じました。
今回の胡桃山荘滞在を通じて、Ms建築設計事務所と北沢建築の信頼の絆を感じることができ私達にとっては大きな収穫となりました。安心して設計/建築をお願いできそうです。
最後になりましたが、今回の滞在にあたり、北澤社長、Ms建築設計事務所スタッフの方々に大変お世話になりました。有難うございました。
(以上、Kさんからの感想)
昨年のMOKゼミ神戸でお会いしてから、Kさんの敷地近くの竣工物件見学会にもお越し頂きMs/MSDの木の住まいを体感して頂ける機会がありました。敷地調査などいよいよ具体的に動き始めています。まだ始まったばかりのKさんご夫妻の木の住まいつくりですが、木の住まいの一つ一つのシーンを体感頂けたのではないでしょうか。
※今年度のMOKゼミ神戸も5月24日(土)から始まります。皆さま是非ご参加ください。(要事前申し込み)
(スタッフ:平賀)