2012.01.20
川原町の家の材料を見に山へ行ってきました。
たびたびMs日記に登場する川原町の町屋の改修+増築につかう木を見に、岐阜県美濃市洞戸の山に住まい手とともに行ってきました。伐採地であるこの山は、長良川の上流で、まさに建築地の川上になります。
まだ、年末に降った雪が残り、岐阜市内よりもだいぶ寒かったです。三澤文子さんの防寒も完璧です。
山を案内して下さったのは、川原町の家の地主さんでもある雛屋林材の桑原さんです。
今から伐るので、材の長さも指定してくださいとおっしゃってくださいました。
白いテープが巻かれているのが、今回の工事で使う木です。樹齢50年から60年程度の杉です。太さを測ると12センチ×27センチ程度の梁であればとれそうです。
山に行った後のメールのやり取りで、住まい手・設計者ともに、立っている姿に対面した木で家をつくるということはとても贅沢だという感想を語り合いました。
改修では、岐阜の様々な木材を使い、「岐阜県の木の見本として使える家にしたい」と、住まい手さんからご要望をいただきました。出来上がりが楽しみです。
(スタッフ:中井)