2013.05.13
初夏の訪れを感じた 弁柄塗装
夜はまだ寒い日もありますが、日中の日差しは春を通り越してすっかり初夏めいてきました。
毎年恒例・Ms事務所の緑のカーテンも陽を浴びてなんだかうれしそう!
沖縄から苗をお取り寄せした「あばしゴーヤ」に、今夏の事務所の涼しさと、美味しい実を期待しながらこれからも成長を見守っていきたいと思います。
天気が良くてうれしいのはゴーヤだけではありません。
カラッと晴れたこんな日は、絶好の塗装日和です。
Ms・MSDのスタッフによる塗装も恒例となっており、先日もスタッフ総出で神戸市灘区K邸の塗装が行われました。
今回は滋賀県大津市の坂田工務店さんの倉庫をお借りしての塗装です。
三澤文子氏も、涼しげな麦わら帽子を被って準備万端!
大津市で新築工事が進んでいる、I邸に使用する合板に弁柄塗装を施します。
弁柄は、日本では弥生時代から使われている酸化鉄の顔料で、人体にも安全で防腐・防虫性に優れています。
粉状の顔料なので、こちらも自然塗料である柿渋で溶いて塗装します。
落ち着いた上品な茶色は、三澤文子氏のお気に入りです。
一畳の大きさの合板に、寝そべるように体全部を使って塗装していきます。
日光で温まった合板は、まるで喉が渇いていたかのようにどんどん塗料を吸って乾いていきます。
合計20畳分を3人で塗り上げた後には、私たちの喉もカラカラ。
夏が近づいてきていることを実感しました。
皆さんもこれからの季節、屋外での作業の際は水分をこまめに摂って、熱中症にお気を付けてください。
今回塗装した分は、I邸の軒裏に使用されます。
どのような仕上がりになるか、とても楽しみです。
スタッフ:山本