富士市N邸 応接間改修工事のご報告
年末より計画を進めておりました、富士市RC造住宅の改修についてご報告させていただきます。
応接間として使用されていた一室を改修し、趣味の場所として使用したいとのご要望。
工事は2月上旬に着工し、1ヶ月ほどで完成しました。施工は富士市の工務店「わたなべ建築工房さん」
既存の様子はこちら。 既存のソファやテーブルは処分し、床・壁・天井をやりかえます。
床にはスタイロ50mm、南側の壁にはスタイロ20mmを敷き込みます。
床はチークのフローリングを張り、本棚等の造作を進めていきます。
壁一面の本棚はタモの幅剥ぎパネル(ア)24です。
写真左が改修前で右が改修後。入口の既存の敷居を取り外し、段差をなくします。
壁・天井はPB12.5mmの上にEP塗り。
テーブルとスツールは大阪門真に工房を持つ「ZOO永田さん」に作っていただきました。スツールは、今回の住まい手さんのために三澤文子がデザインしたオリジナルスツール。人数が多くなった時に対応できるようスツールがほしいと住まい手さんからご要望がありました。試作品が完成したところでZOOさんの工房に伺い、スツールの仕上がりを確認します。
一見、これで完成品のようですが、この上にクッションが取り付きます。クッションなしの状態でも使用できるスツール。座るためだけではなく、花台等にも使用できる多機能型スツールです。
下写真の左側に写っているのが完成したスツールです。4個のスツールが綺麗に並び部屋のアクセントにもなっています。
チークフローリングと本棚・テーブルのタモはオイル仕上げにしています。
天井の照明は、既存の掘り込みを活かしてつくっています。
既存の石張り壁や家具も新たな空間に馴染み、素材感のある素敵な空間になりました。
今回の改修によって「応接間」は「図書室」へ。
新しくなった空間で素敵な時間を過ごしていただけるのを心待ちにしております。
スタッフ佐治