神戸市灘区の住まいの現場始まりました【神戸市灘区新築住宅】
以前ブログでお知らせしたK邸が竣工してから2年が経過しています。
このお隣の空地は奥様の妹様の所有地ですが関東に在住されていましたので、将来神戸に移住するつもりですと、当時Kさんがおっしゃっていました。まだまだ十数年先のことではないかと思っていたら1年前に引っ越しをされ、近くのマンションに住んでいます。そして去年建設計画を依頼されようやく7月末に上棟したのです。
K邸の構造材は阪口製材所でした。今回W邸は鳥取県智頭のサカモトです。共に林産地としては江戸時代からの杉の有名産地です。
2月21日智頭町に検品に伺いました。サカモト社長、工場長林田さんが数ヶ月前から丸太を選りすぐって今回のW邸のために時間を掛けて製品を揃えてくれました。感謝です。
工場長林田さんです。
図面や木拾いリストだけでは伝わらない住まいに対する想いを伝えるために検品にゆきます。今回どこが見せ場なのか、その臨場感を生産者側へ伝える事が大切なのです。
施工は羽根建築工房です。Msでは手刻みと同格のプレカット工場との連携があります。松阪市のコウヨウにMsはいつもここで構造材の加工をお願いしています。
Msが図面(A3版で10枚数枚の加工詳細図)を用意し、加工の寸法を含めて全て指示図面を書きます。もちろん木拾いから木配りまで木の品質チェックを全て見るということにつきます。1本1本番付を現場で三澤が書き込みます。もちろん羽根建築工房の和田氏(現場監督)、西棟梁も同行しているのでみんなで相談、チェックをしながら全員参加の品質チェックをしています。
今回W邸で使用する材料がまとまっています。
全ての材にどの場所に使用するのか、またどちら向きに使うのか等を書き込みします。(番付)
今回W邸は前面道路がとても狭いのです。いつもであれば敷地の隅でJパネルの加工も行うのですが、全く場所がありません。考えに考えて、鳥取県米子のレングスで1階2階のJパネルを出張加工に行きました。
次回Jパネル加工の様子、そして建て方~上棟の様子をお伝えします。(つづく)
三澤 康彦