大阪府吹田市-デイサービス施設 着工
昨年の4月、土地探しから始まったプロジェクトがようやく着工いたしましたので
そのご報告を致します。
吹田市山田地区にて活動中のライフサポートりぼんさんから
デイサービス施設新築のお話を頂きました。
山田地区にあるマンション1階テナントでの運営から、
施設を新たにし良質なサービスの提供を目指します。
今回、デイサービス施設を計画するにあたり林野庁(大阪府)から出ている補助事業
「森林整備加速化・林業再生事業」にノミネートいたしました。
合法木材を使用した福祉施設等を対象とするため、
構造材等には「おおさか材」を使用します。
大阪には都市化が進む平野部を囲うように山林がありますが
その割合(林野率)は31%。これは全国最低だそうです。。。
構造材の発注のため、大阪府森林組合ウッドベースかわちながのへ足を運びました。
奈良吉野林業の流れをくむ人工林で、70~80年生の材木も多く揃っています。
化粧材として室内に現れる杉材は多くありませんが、道路側から見える垂木、
吹抜けに面した化粧梁等、要所で現しとしています。
手配した材料は全て、三重県にあるコウヨウにてプレカット加工を施します。
加工前の詳細な納まりの確認はいつものことで、
同席する大工さんも「そこまで見るのか!」と、感心するほど。
安心してお願いすることができます。
工場の一角で材料をひろげ、木配りもしっかり行いました。
材料を一本一本采配することで、Ms品質が保障されます。
柱、梁等の構造材は丸太の中心部(芯持ち材)を基本的には使用しますが
その外側の材料(辺材)をJパネルのラミナとして使用することで、
「おおさか材」を最大限活用できるよう今回試みています。
(そのお話はまた別の機会に更新いたします。)
今回この工事を請けていただいたのは堺市にあるコアー建築工房さん。
Msでは何度もお仕事をお願いしているお馴染みの工務店さんです。
地鎮祭は生憎の雨模様でしたが、代表理事・三木さんから
テントの間から流れ落ちる雫と宮司さんの衣冠に、神々しささえ感じ、見とれた。
とのお言葉をいただけ、安堵しました。
無事に地鎮祭を終えた現場ではお盆前の上棟に向け、工事がどんどんと進んでいます。
台風が上陸しないことを祈りながら、準備を着々と進めてまいります。
スタッフ戎野