みなさんこんにちは。今週のエムズ日記は堀田が担当します。
今週は、大型台風がのろのろと日本列島を進んでおり、みなさんの住宅に被害はないでしょうか。
台風時には、雨漏れや外壁などが損傷しやすいので、台風後のメンテナンスが必要になってくるのではないでしょうか。
ちょうど先週、2000年に竣工した、兵庫県のH邸のすまい手さんから、玄関建具の傷みのことで、メンテナンスをお願いしたいとご連絡があり、文子さんと一緒に状況を確認してきました。
こちらが外観です。
竣工してから24年が経ちますが、外観が最近建ったようにきれいな状態です。
木塀も杉板が貼られているのですが、こちらも竣工してから1度も貼替えはされておらず、きれいな状態が保たれています。
どうしてこんなにきれいなのかをお尋ねすると、住まい手さん自ら、高圧洗浄機を使って掃除をしているとのこと。
グレー色になって、庭の緑が心地いい感じになっていますね。
白い外壁も、20年も経てば黒ずんでくるはずなのですが、真っ白です。
こちらは何もしていないそうなのですが、どうしてなんでしょう。
不思議です….
こちらの手すりなんですが、住まい手さんが自ら、塗装されたんだそうです。
何でもやられるのはすごいですね!
そして今回は、玄関建具の傷みがあるということで見させてもらいました。
こちらがその建具なのですが、表面には杉の板が貼ってあります。
24年間の雨風を受け、経年変化のいい味わいが出ています。
表面を横から見ると、少し板の浮き、反りが確認できます。
木は自然の素材なので、長年の雨風を受けて、乾燥伸縮により、どうしてもこの反りなどが出てきてしまいます。
今回は、板をめくって新たにつくり替えることや、丸々つくり替えたりはせず、建具屋さんにお願いをして、反りを圧着してなおすという方法で補修していただくことに決まりました。
そして、建具の下の部分には、ステンレスの板を貼って雨の跳ね返りによって、劣化するのを防ぎ、少しでも長く使ってもらえるような方法で進めることにしました。
建具は、すまい手さん自らが、カビ取りと塗装をしていただけるということになり、完成がたのしみです!
また、完成したら、どんなものになったのかお知らせできればと思います。
家が完成してからも、手を入れ続けることが、住むことの愛着につながるような気がします。
堀田