長久手市I邸-木配り
先日着工しました愛知県長久手市の現場。順調に工事が進む中、今回もプレカット打ち合わせ&木配りを行いました。
今回のプレカットはいつもお世話になっている松阪市のコウヨウさんです。
工務店のスタッフ、棟梁を含めて打ち合わせ。
木の住まいは構造材はもちろん、継手・仕口も化粧で見える部分がでてきます。緊結金物:Dボルトも位置や向きを確認し、きれいに見えるように納めました。今回は通常の加工では対応できない特殊な部分も多く、打ち合わせの時間は3時間を超えました。
打ち合わせの後は木配り。
今回の材料は岐阜県白鳥町の白鳥林工さんに用意していただきました。写真は桧4寸角の柱材です。きれいな桧の肌が艶々しています。
基本的には節のある材料ですが、全く無節の面もあります。図面をにらみ、70本の柱の中から選んで配置をしていきます。
こちらは杉の梁材。赤味の多い良材です。
事前に含水率も測定してあり、20%前後に乾燥していますが、長さ6mの材料はかなりの重量です。持ち上げる際には腰に要注意。
いつも通り、配り終わった材には番付を行っています。
こちらは桧の屋根垂木。6mの材料が36本あります。
きれいなものからよく見える場所に配りました。
今回の大黒柱:栗の8寸角4M材です。このサイズの栗材はなかなかありません。
床から吹抜けの天井まで、部屋の真ん中にドンと立ちます。
今回の構造材の材積は約25㎥と材料の量も多かったです(通常は40坪前後の住宅で15㎥前後)が、順調に木配りを行うことができました。建方が楽しみです。
現場では基礎の工事が進んでいます。
鉄筋を組み終わって、コンクリート打設中。
基礎は2段になっています。コンクリートはこのあと3回打設します。1階の面積が140㎡くらいあり、土留めを兼ねて立ち上がり基礎が高い部分もあります。かなりのコンクリート量になるでしょう。
基礎の完成を待って、建方を行う予定です。
スタッフ 田尻