2012.11.30
信州MOKゼミ~日本の伝統・漆塗り
寒暖の差が大きい今年は、紅葉で色づく山の木々が特に綺麗に思えます。
そんな季節の移ろいを感じる秋の胡桃山荘で、11月23日(金)に第3回目となる「信州MOKゼミ」を開催致しました。
今回は漆塗りについて、講師をお招きしてお話しいただきました。
Msではお馴染、石川県にある沢幸の沢田欣也さんです。
漆を輸入する中国へ調査に行った際の貴重な写真や沢田さんの作品写真等を見せていただき、「お椀に塗る高価なモノ」というイメージが取り払われたと思います。
かぶれた時の写真はみなさんそのすごさに驚かれていました。
あえてこちらには掲載いたしませんが。。
胡桃山荘では実際に、浴室の壁・天井等に漆を塗った木材を使っています。
実際に使ってどうなのかは、実物を見ないとわからないところ。
胡桃山荘は出来てまだ一年程ですが、今後の経過を見ていただくことで漆の良さが証明されていくことでしょう。
さて、場所を移して漆塗りの実習です。
お隣の北沢建築さんの加工場をお借りしています。
実際に塗ってみると、沢田さんのように滑らかにはなかなかいきませんが皆さん一生懸命塗っていただきました。
乾いてはいませんが、漆を塗る前と塗った後で色や質感の違いに皆さん感心されていました。
塗り重ねるとさらに深みが増していきます。
見て、触れられる貴重な機会となったのではないでしょうか。
※くれぐれも漆には直接触れないように
(スタッフ:戎野)