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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

胡桃山荘便りLETTER FORM KURUMI COTTAGE

2014.04.10

宿泊体験の感想~初春の木のぬくもり~

Ms事務所のある大阪では桜吹雪を楽しみつつ、日を追うごとに芽吹きを感じる葉桜へと変化も感じる季節になりました。厳しい冬を乗り越えた胡桃山荘にも少しずつですが春の空気が届いているようです。それでもまだまだ胡桃山荘のある長野では油断できません。そんな三寒四温を実感する4月の胡桃山荘に長野県にお住いのUさんをお迎えしました。

(以下、文章・写真ともUさんから頂きました)

胡桃山荘に訪れたのは、春の訪れがそこここに見つけられるようになった信州で、
一転して冬に逆戻りしたような寒い日でした。夜には雪の予報も。
必要ないと思っていた厚手のセーターや上着、タオルケットなども急きょ荷物に加え、
それでも使わないかもしれないなと
OMソーラーや薪ストーブへの期待も膨らませながら山荘に向かいました。

夕方到着し、部屋に入った時の、心地よさは印象的でした。
自宅のようにすぐに暖房をつけたいと思わないのが不思議で、
スリッパをはかなく ても足が冷えずむしろ木の感触が心地よい点も、
特に冷え性の妻にとって大きなポイントでした。

初めて体験する薪ストーブは、その使い方を夫が一番楽しんでいました。
予報通りに薄く雪が積もった翌朝も、外の冷え込みを全く感じずにすみ、
その快適さは、本当に驚きでした。
余分に持参したセーターや上着の出番もほとんどありませんでした。
思った以上に感じた乾燥に対しては、使う際に加湿の工夫が必要だと感じました。

木の温もりがあふれる胡桃山荘。
暖かさや魅力を実感できた二日間は、心がほっこり和む時間となりました。
宿泊したことで、家づくりについて夫婦で具体的に考え合える時間がもてたことは
大きな収穫でした。展示場や見学会、雑誌などでは見えな いもの、感じられないことが
たくさん発見でき、充実した時間を過ごすことができましたことに、感謝申し上げます。

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最後に、胡桃山荘の気に入った部分・・・たくさんありますが、あえて挙げるとしたら、
夫は梁や柱の見えるリビングから大窓を見た空間(写真)、
妻は玄関の二重の引き戸と、玄関につながる納戸の存在、家事室の居心地の良さでした。
二歳の娘は、家事室の壁に丸くあいた穴が気に入った様子で、
何度も顔を出して遊んでいました。

(以上、Uさんからの感想)

Uさんからの感想にもありますが、見学会などで数時間滞在するだけではなかなか分からない「木のすまいの一日」を体感して頂けたようです。宿泊することで分かること、発見すること、体感して頂くこと、、、そんな思いを込めてスタートした胡桃山荘も今年の夏で丸2年を迎えます。今後も木のすまいつくりと向き合う皆さまに活用頂ける場として提供させて頂きたいと思います。

スタッフ:平賀