宿泊体験の感想~親子でお料理~
Sさんご家族をお迎えしたのは、どっぷりと冬景色に包まれた胡桃山荘。Sさんは現在明石で新築工事中の住まい手さんです。ご夫婦と娘さん(5才)の胡桃山荘での光景が浮かぶ心温まる感想を頂きましたのでご紹介いたします。
以前のS邸のMs日記はこちら<着工時>https://www.ms-a.com/2012/08/01/<上棟時>https://www.ms-a.com/2012/10/05/
以下、Sさんより頂いた感想です。(文章、写真ともSさんよりご提供頂きました)
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新居で初めて使用することになる、薪ストーブとIHクッキングヒーターの予習をする目的で、 胡桃山荘を利用させていただきました。 兵庫から5時間かけて伊那に到着すると、さっそく雪のお出迎え。 予想以上の寒さに少々不安になりました。
―薪ストーブだけでこの寒さの中、本当に過ごせるのか―
いくら薪ストーブとはいえ、一台のストーブで室内全体が暖まるのかと心配しましたが、驚くほどぽかぽかとしていて過ごしやすかったです。 2階までしっかり暖かく、就寝時には毛布などは使わず、掛け布団1枚で眠れました。
ただひとつ難点が。
ついついストーブの火を見てしまい時間が過ぎてしまっていること。(笑)皆が寝静まり一人ストーブの前で腰掛け、ただ火を眺める時間はとても豊かで贅沢でついつい夜更かししてしまいました。
翌日は一段と寒く、朝、薪拾いに外へ出ると橋に大きな氷柱ができていました。
2日目のお楽しみ、満を持しての朝食作りです。
到着するや否や、産地直売所とスーパーをはしごして調達した長野県産の食材を使います。キッチンの段差は思いのほか使い勝手が良かったです。
お手伝いしたいさかりの娘(4歳・身長100センチ)は卵を割りたいと懇願。 軽い卵アレルギーなので普段はあまりさわらせないのですが、段差のおかげで台などにも乗らずにできるし、カウンターからすぐに蛇口が使えるので、チャレンジさせてあげられました。上手くできたのでかき混ぜるのもお願いして、下準備を全部してくれました。
台形型のカウンターテーブルはお互いが邪魔にならず、うまくスペースを使って調理することができました。朝食はシンプルな料理ばかりでしたが、新鮮な食材の力で普段の何倍もおいしく感じられました。
テレビがないので娘には少々退屈かなと思いましたが、お庭では薪拾いするパパの補佐に、キッチンではママのお手伝い。あとは趣味(?)のデジカメ片手に室内探検と大忙し!!終始、汗をかくほど走りまわっていました。
ここでは、それぞれがお気に入りの時間、場所をもち、それらが自然に交差する。そんな感覚を抱きました。寒さの厳しい時期の利用でしたが、窓の外の景色とは対照的に、とても暖かい雰囲気で過ごすことができました。
これからできる我が家へ、ますます期待が高まります。このような機会を与えて下さりありがとうございました。
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いつも住まい手さんには竣工したMsの物件をご案内しています。図面や模型の何倍もの臨場感を持って「木の住まい」を体感して頂くためです。Sさんのように「薪ストーブは使ったことがないけど。。。」「暖かいってどの程度なの?」「キッチンに段差って使いにくくないの?」など、住まいつくりには大きいものから小さいものまで疑問や不安がたくさんあるものです。それを体感して頂くことで、これからの住まいつくりをより楽しんで頂ける機会になると思います。
S邸は今、内部の造作工事が進んでいます。1階フローリングに張っている岩手の唐松フローリング(100年生!)には三澤もうっとりです。まさに「大トロ」です。床の養生が取れるのが待ち遠しいです。またMs日記でも現場状況を報告させて頂きます。
(スタッフ:平賀)