大津市 M邸 ~ 一年メンテナンスに行ってきました
滋賀県大津市の、比叡山の麓に昨年竣工したM邸の一年メンテナンスにいってきました。
M邸は、築33年のお住まいを、改修したお宅です。
今回は、施工していただいたツキデ工務店さんの監督さんと建具屋さんと一緒にうかがいました。
一年メンテナンスに際して、住まい手のMさんより、建具がスムーズに開閉しない等の気になる点を、事前にお話頂いておりましたので、建具屋さんにも同行していただいてのメンテナンスです。
これは外観の様子です。
瓦屋根は、改修前のまま残す形して、外壁の板壁を新規にやり替えて改修しています。
竣工して1年ですので、もちろんとても良好な状態です。
こちらは玄関戸を調整している所です。
玄関戸は、鍵の部分が少し固いとのことで、鍵の調整をしました。
木製の建具は無垢の木材でできているため、四季の湿度変化によって膨らんだり、反ったりする可能性があります。
住まい手さんには、一年間様子を見ていただき、この一年メンテナンスのタイミングで調整することがあります。
ほんの30分程度で、気になっていた鍵の固さが解消されました。
2階の背の高いフラッシュ戸も、夏~秋にかけて建具が固かったというお話をいただき、この部分も調整しました。
冬に入った現在は、スムーズに開閉していますが、調子が悪かった時の状態を住まい手さんにお聞きすると共に、建具の状態を確認します。
そして、夏~秋に建具が動いても開閉時に固くならないように調整を行いました。
改修前に布基礎を、土間コンクリート+補強基礎とした床下の状態も良好でした。
夏はご自身で日射遮蔽用の簾を大規模に取り付ける等、Mさんご自身もとても丁寧に住まわれているため、室内も屋外もとても綺麗な状態です。
既存の状態で残した部分について、後日簡易な補修を行うという事で、1年メンテナンスは終了しました。
住まい手のMさんからは、冬に入って、改修前に比べるととても暖かく過ごす事ができ満足しているというお話をいただきました。
今後、Mさんご夫婦、そして、できる事なら息子さんの代に引き継いで大切に住まい続けたいとおっしゃっていただき、とても嬉しく思いました。
(スタッフ:葉賀)