MOKスクール 岐阜・白鳥ツアー1日目
秋深まる山の中へ。
11月19日~20日、MOKスクールツアーにて岐阜県へ行ってきました。
秋晴れの清々しい気候の中、まずは、郡上市の白鳥林工協業組合さんへ。
http://www.shirotori-rinko.or.jp/
白鳥林工さんで製造されている杉の幅はぎパネル=長良杉パネルは、綺麗でよく乾燥しているため、
造作や家具に最適です!Msの物件でも必ずと言っていいほど登場しています。
その長良杉パネルの製造過程をじっくり見学させていただきました。
まずは、丸太の製材。
製材されたラミナ材。幅の寸法はバラバラで良いため、歩留り良く製材ができます。
乾燥させたラミナ材は、4面ガンナで表面を1本1本削っていきます。
木目が現れたところで、ラミナ材を並べ変えます。
1枚1枚、節の位置や量・赤身・白太を見ながら、綺麗なパネルになるよう並び替えていきます。
長良杉パネルが綺麗な理由がよく分かりました。
並び方が決まったパネルは接着材をつけ、専用の機械で圧着します。
圧着後、再びカンナ掛けをすれば、綺麗なパネルができあがり。
規格材もありますが、希望の寸法を伝えればカットして発送してくれます。
長良杉パネルを使用しているモデルハウスも見学させていただきました。
その後、さらに北上し、高山へ。
高山ではまず、オーヴィレッジさんhttp://www.oakv.co.jp/へ向かいます。
広大な敷地には、趣ある建物が点在し、建築・家具の工房・事務所・展示室・ショップ・カフェ等があります。
お忙しい中、私たちのために手を休め、山の事、木の事、ものづくりの事等、たくさんお話をしていただきました。
手刻みの加工場や棟梁のお話、ここで働かれている方々のお話は新鮮で楽しかったです。
そして1日目の最後はキタニさんhttp://www.kitani-g.co.jp/へ。
キタニさんは北欧名作家具のライセンス生産・販売・展示等を行っており、ここではたくさんの名作椅子に出会うことができました。写真撮影が禁止のため、その様子をご紹介できず残念ですが、良い椅子に囲まれて幸せな気分になる場所でした。
ここではデンマークを代表する有名家具デザイナー=フィンユールの自邸を見学することもできます。
見学を終え、飛騨高山の御宿「四反田」さんへhttp://www.shitanda.com/。
飛騨牛等おいしい夕食とお酒を堪能しながら、木造・山の話に盛り上がりました。
大変充実したMOKスクールツアー1日目。楽しい時間はあっという間です。
2日目の内容も盛りだくさんなので、次の人にバトンタッチします。
あたたかく迎えてくださった白鳥林工の皆様、オークヴィレッジの皆様、キタニの皆様、四反田の皆様、
本当にありがとうございました。
(スタッフ 佐治)