2017.08.24
Msスタッフ温熱勉強会
Msでは月に一回のペースで住宅の温熱に関する勉強会を行っています。
専属講師の中野弘嗣さん(水の葉設計社)に来ていただき、温熱設計技術を向上すべく、スタッフ一同励んでいます。
私は今回、まとめている温熱計算のブラッシュアップを行いました。隣のKさんが覗いているのはサーモカメラです建物の熱の変化(建物内で熱がどこから逃げているか)が視覚で確認出来ます。
皆さんは「自立循環型住宅」という言葉を聞いたことはありますか?
自立循環型住宅は、居住性や利便性を高めつつ、身近な技術を使うことによって、居住時のエネルギー消費を削減する現時点で実用可能な住宅のことをいいます。
自立循環型住宅設計のための要素技術は、
・自然エネルギー活用技術
・建物外皮の熱遮断技術
・省エネルギー設備技術
これら3つの観点からみて15の要素技術があり、それらを設計に取り入れることにより、技術に応じた用途の消費エネルギーの削減が期待できます。
この勉強会では、自立循環の観点から住宅を評価し、その際の疑問点を講師の中野さんとスタッフで検討し、知識を共有していきます。
これは講師の中野さんが持ってきてくださった電子機器の消費電力を計れる機器、その名もワットモニターです!
せっかくなので、事務所にある加湿空気清浄器の消費電力を測っている場面です。
普段使用している家電などが、実際にどの程度電力を消費しているのか、皆興味津々です。
使用している家電の消費量を調べる等、小さなことからでも積み重ねていき、自分自身の生活環境でどのぐらいのエネルギーが消費されているのか、把握していくことが大切だなと改めて感じます。
スタッフ宮本