5月19日、豊中O邸のキッチンの打ち合わせのために、住まい手ご夫妻と共に、千里山のOGUMAに行ってきました。OGUMAの代表は、MsのOB・大橋朋晃君。(どうしてもOBには 君呼びとなります)
今回、キッチンへの注文が「てごわい」住まい手さんなので、初めてキッチンの詳細設計から製作まで、大橋君にお願いすることになりました。
RC造の集合住宅を上手く改修しているOGUMAアトリエ内で打ち合わせが始まりました。
Msの設計図面をもとに、詳細を詰めていくのですが、このアトリエには、素材の比較や寸法確認などができる、様々なサンプルが準備されていて、「てごわい」注文も、着実に解決してくれそうです。まずは、Msの現設計図面をもとに、キッチンの考え方を共有していきます。
図面上に、要望を聞き取り、それらを具体的に描き込みながら微調整していきます。すらすらと細かい提案がでてきますし、同時に手もよく動いていますね。
さて。テーブルを離れて、引出しの説明に。
引出しを構成する部品の説明です。今回は、引出しの底板の素材にこだわりがあるため、様々な素材を提案してくれました。おかげで、どうやら引出しの仕様はまとまりそうです。
これは奥行の浅い食器棚。
大橋君曰く、「間違えたりして返品になったものをサンプルにしています。」とのことですが、食器棚の奥行に合わせて、どのようなお皿やカップが入るかを、確認してもらえるのは。とても良いですね。
私も自宅をショールーム的にお見せする際、収納の奥行寸法と、中に入るものの関係を、もう少し明快に説明できたらいいな。などと気づかされました。
住まい手のEさんが、引出の高さと、中に入る食器の関係を確かめています。浅めの引出でもそれなりの量が入ることが解ります。
さて、この部屋に入った時から気になっていたコーナー。
3枚の絵のあるコーナーです。
「これらの絵が気になる。」ということから、すまいに飾る絵の話になりました。
大橋君は「このごろ、こどもがいい絵を描くので、額にいれて飾ろうかと思っている。」とのこと。(大橋君には4歳と2歳のお子さんがいます)
私も、住まいには、高価な絵ではなく、気に入った絵を是非飾ってほしい、と思っていて、こどもの絵も、家族が気に入った1枚を、額装して飾ると、見違えます。
そんなことから、OGUMAから、Msに一枚の絵が移動しました。
大橋君が、「好きな一枚ををどうぞ。」ということで、頂いたのです。
さてどこにあるのでしょうか。
実は、この日、東京のウマハウスに3枚の絵を送ることになり、事務所の絵が乏しくなっていたのですが、絵を発送した、数時間後に1枚の絵が、やってきました。
OGUMAのエッセンスを頂いて、これからも良い設計ができそうです。
それにしても、最近はOBに助けられることが多く、つくづく、持つべきものは「OB」だな・・・と思う今日この頃です。
ウマハウスに送った3枚の絵の話は、次週のMs日記にて・・・・
(三澤文子)