檜の伐採見学に行ってきました
先日の日記で地鎮祭の様子を紹介させていただきました大津市の物件。先日無事に上棟式を迎えることができました。上棟式の様子と合わせて、そのあとに行った檜の伐採見学までの様子を紹介します。
先月の地鎮祭の時の様子 https://www.ms-a.com/2013/04/15/
坂田工務店の坂田社長の執り行いのもと、上棟式が行われました。建物が末永く愛され住まわれることを、また今後の工事の無事を神様にお祈りしました。上棟式の後は住まい手さんに用意していただいたお食事でなおらいが行われました。おいしいお弁当を用意していただきありがとうございました。
住まい手さん、坂田社長、棟梁、設計の三澤文子で記念写真。完成までの工事もとても楽しみです。
そして車に乗り込み現場を離れます。
ついた場所は滋賀県東近江市の永源寺森林組合。名神高速の八日市ICから車で約10分。森林組合のO氏と合流し、伐採現場まで案内をしてくださいました。
森林組合から山に向かってさらに20分。この小さな村の中に伐採現場への入り口があります。
伐採現場までは険しい道が待っています。まずは河をこえなくてはいけません。
橋が架かっていますが手すりが曲がっています。さらに出口は床の鉄板がぐにゃり。河原の石も滑って危ないです。細心の注意を払いながら山の入り口へと進みます。
山に入っても険しい道のりが続きます。でも山の中は空気が新鮮で気持ちがいいです。
伐採現場に到着。ここで森林組合のM氏と合流。私たちが到着する前にいろいろ準備をしてくださっていました。まずは伐採の作戦会議です。伐採する木の確認。安全の確認を行ってから実際に切り倒す木のふもとまで行ってみます。
そしていよいよ伐採開始。M氏がチェーンソーで木の足元に切り込みを入れていきます。これによって木が倒れる方向を定めることができるのです。
木を倒す方向は慎重に決めないといけません。ほかの木の枝引っかからないようにしないといけませんし、
方向によっては事故につながる可能性もあるためです。O氏と相談をしながら調整をしていきます。
住まい手さん一家も伐採の様子を注目しています。
そしてついに檜が切り倒されました。木が倒れた瞬間は大きな音と共に地面が揺れ、振動が伝わってきました。ものすごい迫力です。計画通りの方向へ倒れました。さっそく小口を確認に行きます。
直径460㎜の大きな檜です。年輪はとても緻密で、檜のいい匂いが遠くまで香ってきました。お子さんもとてもうれしそうです。
すでに工事が進んでいるため、今回伐採した檜は板材にしてデッキ材や外壁に使用することを計画しています。お子さんが大きくなった後でも檜のデッキに触れるたびにこの日のことを思い出してくれたらうれしいです。
今回の伐採ツアーは永源寺森林組合の方たちの協力なくしてはできない貴重な経験になりました。本当にありがとうございました。
スタッフ:日野