2013.06.19
陶板づくり②
4月末に引き続き、奈良県王寺町にある糸井康博氏の工房にお邪魔し、陶板の作成体験のつづきをしてきました。
前回のブログはこちら→ https://www.ms-a.com/2013/05/07/
これは先日、作成した陶板を焼締めしたもの。土の色の違いによって絵柄を表現しています。
焼締めによる陶板は釉薬をかける必要がないので、これで完成です!
今回の作業は、釉薬をつける事によって絵柄を表現する陶板の作成。
前回、四角に成形した土を素焼し、煉瓦のような色になりました。
左は素焼きの板に手作りのシール型紙を貼った状態。
右は絵付けの様子。筆による絵付けは緊張の瞬間…。
塗っているのは撥水剤です。
シールを貼ったところ・撥水剤を塗ったところは釉薬が付かず、絵柄のなるのです。
いよいよ釉薬の出番。今回使用する釉薬は2種類。「黒柚子肌」と「柿」です。
まずは、勢いよくフリフリします。
まるでチョコレートようですが、これを先ほど絵付けをした陶板にかけます。
右写真のように刷毛で釉薬を塗る技法も試してみました。
釉薬を掛けた状態です。
色が塗られ、どんな仕上がりになるのか想像が付かない状態になりました。
糸井さん曰はく、焼いてみないと分からないのが陶芸の楽しい所。
色々な技法を試して見るのが良いとのことです。
手で土を練ったり、絵付けをしたり…
実際に手を動かす事は、見るだけとは全く違います。
土練りや釉薬掛け等慣れない作業もありましたが、素材に触れる貴重な体験ができました。
焼き上がりも楽しみです。
スタッフ佐治