豊中市M邸 現場状況(内部造作中・・・)
“季節を分ける”から「節分」。今日は立春、旧暦の新年ですね。1月から今年がスタートし、今日は肌寒い立春となりましたが、今一度気を引き締めて「新年」を迎えています。
昨日Ms事務所でも恵方を向いてガブリ、と太巻きを頂きました。
太巻きを頂く間は黙々と(もぐもぐと?)、というのが習わしですがMs事務所では一口目だけ黙って頂きました。食事中の話で、恵方巻きの習慣は元々関西が発祥というのを知りました。関西出身の私は幼少の頃から当たり前の風景でしたが。今年の恵方は甲(きのえ:およそ東北東)。スタッフ揃って向かう方向は、、、偶然にも所長の席の方向です。
さて、豊中のM邸の現場状況のご報告です。[前回の報告]M邸の1階床はチークのフローリングです。住まい手さんが濃いめの木がお好み、ということで床材から一部建具材、家具にもチークを使用します。
以前の日記で運んだチークの柱を
板に製材し、
色目を見ながら順番を入れ替えて、
幅接ぎパネルに生まれ変わりました!
150~200角もある柱材を薄くして使用するので非常に贅沢な使い方ですが、「是非このチーク材を!」という住まい手さんのところへ嫁入りが決まりました!キッチンの天板や引出面材に使用予定です。現場に納まった写真はもう少し先にご紹介させて頂きます。
内部造作工事が着々と進んでいます。書斎の本棚も徐々に立上ってきました。この床を支えているのは9寸の床梁(600ピッチ)です。[建て方時の様子]
外壁の仕上げも完了です。来週の足場解体後には、ようやく全貌が見られます。外壁の板張りも桧、格子材も桧のM邸です。杉とはまた違った表情を楽しみにしておいてください。
Mさんは樹種だけでなく産地など、使用される木の生い立ちにまで興味を持っていつも打合せに来て頂いています。「MOKの倉庫に私が長年集めてきた沢山の広葉樹が出番を待っているんです!」という所長の三澤との話から、Mさんを初めてMOKの倉庫にご案内することになりました。
メモを片手に三澤の話に熱心に耳を傾けられていました。話が尽きず次の打合せ現場への移動を急かしたくらいです。この日は書斎の天板と寝室の窓台を選びました。三澤のストックが素敵な嫁ぎ先で活躍してくれることと思います。実は今週、MOKのもう一つの倉庫へMさんをご案内する予定です。今回はダイニングテーブルの天板選び。どの板になるか楽しみです。
(スタッフ:平賀)