新刊の案内です
日経アーキテクチュア 2012年4月から9月まで建て主にも分かる建築用語スクールという連載がありました。編集部から千里Ms建築設計事務所までおいでいただき、Ms三澤康彦、文子の「木造住宅編」というコースがインタビュー形式で始まりました。
住まい手にも分かるというタイトルではありますが、この本の内容は十二分に専門職の私が読んでも知らなかった知識があります。最近は住まい手も知りたいワードがあればパソコンという瞬時に分かる便利過ぎるものがありますが、困ったことだと感じています。言葉の本当の意味は文章の前と後があってその繋がりの中で活きてきますが、ただワードだけで打った場合とでは違うものなのです。
11の講義があります。
1) 木造住宅は今…まずは現状を整理する
2) 国産材を使うと建設費は高くなる?
3)「適材適所」の基本は木の部位を知ること
4) 乾燥を知ると分かる適材適所の意味
5) 架構と間取りは一体で発想すべし
6) 木と木は強く組め!接合は木造の命
7)金物は接合の名脇役 材質やサイズが重要
8)伝統的な壁の耐力が見直され始めた
9)壁の断熱性向上は内部結露に要注意
10)床や屋根が弱いと力が壁に伝わらない
11)木造住宅に対する2つの誤解を解く
とても分かりやすいです。私たちの章でけではなく、他の執筆者のものもです。
編集者の宮沢洋さんはもう日経でも古株で20年ほどいるのではないでしょうか。イラストがとてもお上手なのです。編集者でありイラストレーターですから、会社としては2人分の仕事をしてくれて1人分で済みますからとても嬉しい人材です。
この人(左から2番目)が宮沢さんです。イラストと実物がそっくりです。私(三澤)はどうなんでしょうか。こんなにいつも口を開けて、あごがしゃくってますでしょうか。随分デフォルメだと思うのは私だけでしょうか。文子さんは上機嫌です。(かわいくうつっています)
三澤