お別れの会
故・三澤康彦のお別れの会が、去る6月15日(木)私たちの事務所に近い千里阪急ホテルにて執り行われました。5月5日に急逝した三澤康彦ですが、葬儀は5月7日に親戚とスタッフなど近親者にて滞りなく済ませましたので、この会は社葬にあたるものです。Ms建築設計事務所のOBやOGが、実行委員として企画運営をしてくれました。
開催前の静かな会場には450席が設けられていましたが、実際は480名の参列者があり、急遽30席の椅子を増やしたとのことです。いつだったか、事務所で私が撮った写真が遺影として正面に飾られています。また、お供花も80基を超えて、花の好きだった三澤さんはとても嬉しかったと思います。
まず、娘の小川彩が会主としてのご挨拶をさせて頂き、会が始まりました。
その後、三澤康彦のスライド上映、そして第一部は8名の方々に弔辞を頂きました。
以下弔辞を頂いた方々のお名前です。
和田善行さん、高橋昌己さん、築出恭伸さん
山辺豊彦さん、原田純子さん、大野英雄さん
中西康夫さん、泉幸輔さん
写真は弔辞を述べられている林業家の和田善行さんです。
この様に弔辞は、製材屋さん、工務店さん、そして施主の原田純子さん、構造家、建築家の皆様に頂戴したのでした。
第一部の後には、会場全員の方より献花を頂きました。
献花の間、ロビーに集う方々。左手の木の箱は、三澤康彦さんのための仏壇です。MsのOB大橋朋晃君が造ってくれました。(後日談ですが、お参りいただいたご住職さまに、この仏壇、ずいぶん褒められました)
ロビーに飾られた賑やかな色のこの絵は、南雄三さんが描いて送ってくださったメキシコツアー(昨年、三澤康彦さんが参加した南さん主催のツアー)の絵です。その絵の中に
Msのスタッフが、小さな三澤康彦さんの写真を沢山貼りこんでいます。
そして、第二部です。
司会2人が、粛々と進行してくれました。
第二部では、初めに南雄三さんのメキシコツアーのスライド上演のあと、
水原哲二さん(山登りの友人の代表として)
梅田宗春さん(公私ともに飲み友達として)
村上洋子さん(MOKスクールOBを代表して)
村上あさひさん(MsのOB・OGを代表して)
の弔辞が続きました。
トリの村上あさひさんの、涙声の弔辞では、いつもの三澤さんの姿が目に見えるようでした。
最後は会主として私の挨拶ですが、実は何を話したのか記憶がマダラで、私にしては珍しいことでありました。
このように、手づくりの会ではありましたが、始終、和やかな会であったのではないかと、安堵しております。
式典の後は、ラウンジや隣の会場で、旧交を温めて頂くことが出来たように思います。
「久しぶりに集まった。」という、方々も多かったようです。
皆さん、クラフト紙のバックを持っています。バックの中身は、お別れの会の、粗供養としての「フォトフレーム」。
500個作りました。木工家のZOO永田健一さん製作、材料は三澤さんの木材ストックから供出しています。
ここには、お気に入りの皆様のお写真を入れて、お気に入りの場所に、飾って頂きたいと思います。
三澤文子