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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2018.04.06

谷中の家の地鎮祭がとり行われました。

故・三澤康彦設計の谷中の家が、ようやく地鎮祭を迎えました。この日に至るまで長い時間がかかりましたが、三澤さんの仕事に番号をつけるなら、これが本当に最終番号になります。

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この日は私が代わって刈初(かりそめ)の義を行ました。写真、向かって左手には、施工を担当する持井工務店の社長、持井大輔さんがいます。三澤康彦さんが絶大な信頼を寄せていた先代の社長、持井貞城さんも昨年秋にお亡くなりになり、私も大輔さんも、後を引き継いだ者同士の地鎮祭となりました。

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地鎮祭の終了後は、打合せのために手際よく青空会議室が設営されました。見渡せば都心とは思えないほど、樹木に囲まれていることに気づきます。谷中という土地柄、お隣が寺院であるための恩恵になります。

地鎮祭最中は美しい鳥の声が盛んにしていたのに、気がつけば静寂です。

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地盤改良の段取りなど説明をしているのは、持井工務店の苫米地さん。三澤康彦さんとはすでに数件、一緒に仕事をしています。私とは始めてのお仕事になりますが、キチンとした対応を心強く感じています。

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その苫米地さんは、青森県の出身。今回担当の大工・山崎さんも青森の出身だそうです。

私も一昨年、所沢で完成した北秋津のいえが、青森の大工さんに造ってもらったので、「青森は良いな―。」と思わずニコニコ顔になりました。現場で青森弁を聞けると思うと楽しみでなりません。そんなことで(?)持井工務店さんの近隣へのご挨拶のお品は、青森ヒバのまな板でした。こんなのもらうと嬉しいですね。  

三澤文子