Ms漆塗装を行いました
Msの設計スタッフは全員、漆塗装が出来ます
事務所を7時に出発し阪南市の漆工房で、一泊二日の漆塗装
今回は、神戸市S邸で使用する材料を塗ります。
こちらは、Msの自慢のタモパネルに、名栗加工した上に
建物のイメージに合う下色を塗っているところです。
柿渋と弁柄を混ぜ、塗っています。刷毛で塗った上にウェスで拭取ります厚塗りにならない様に木目が見える工夫です。
弁柄塗りも、漆塗装も厚塗りは厳禁!
木目が残った、鮮やかな色になります。
塗りムラが無いか、S邸担当の中根さんが厳しいチェックを行います。
弁柄塗装が乾いたらいよいよ漆塗装を行います。
この日の為に発注した漆を開けます
漆は「生もの」新しい漆は美しい艶が出て乾燥(硬化)しますが、古いものは艶が出にくく、乾燥(硬化)しにくく使えません。今回も使用分のみを発注し足りるか、内心ドキドキしながら始めました。
漆を刷毛で塗っていきます。
この刷毛は漆を無駄にしない様に、毛先を刈込み塗りやすさを追求し、工夫をしています。
艶と木目が引き立ちます、木材を好きな私達にとっては、材が美しくなっていくこの瞬間が楽しみなのです!
全ての材料に一度漆を塗ると休憩タイム。漆の乾燥(硬化)を待ちます。
漆塗装の湿度、温度管理には気を使います。
スタッフお手製のムロの中は、湿度温度問題無しです!
久保さんと中根さんは柿の木荘のお庭のお手入れ、庭好きのオーナーご夫妻にお手入れ方法を聞いているので、将来立派な庭を持っても困りませんね!
早めの夕食の後は、漆塗装2回目
この日は塗ってから就寝。(寝て、乾燥を待つのです)
翌日、3回目の漆塗装を行い全ての材の漆塗装が終わりました。
ぎりぎりに(使用分のみ)発注した漆も丁度良く一安心。
刷毛に残った漆で、お箸や端材に漆塗り無駄無く使った事に満足♪
一泊二日の漆塗装はこれで終了
ここから数週間、漆工房の蔵の中でゆっくり乾燥(硬化)させます。
材料の搬出です。
材を慎重に梱包し、S邸に運搬
Msの木材も良いですが、漆材も自慢の品です
S邸での仕上がり報告は、後日お楽しみに!
スタッフ新井