2018.06.16
福島のオグラへ~木材検品の旅
5月30日~31日、福島県 南会津町のオグラに行ってきました。三澤康彦さんが買いつけてあった木材を、近いうちに大阪に運ぶことになり、その打ち合わせと、今年2月に、丸太から挽いて頂いた、クリの階段板の検品が目的です。
木材コレクションは三澤康彦さんの、いわば趣味でしたが、今回は初めて私自身が、オグラの渡部さんにお願いして挽いてもらったもの。ただいま設計中の住宅の、階段板のためです。
階段板は、桟積み乾燥され、いい具合に乾燥中です。
また、Msと記された 柱材もズラリ。H28年のシュリザクラもあります。これもいずれかのお住まいの柱になるよう、じんわり乾燥させて、設計に組み込んでいきたいものです。
毎年5月の末頃、桜設計集団の安井昇さんが号令をかけてオグラに行きます。今回は
設計者6名でオグラツアー参加。
安井さんの弟子の加來千紘さんは、初めて自分が選んだ丸太を挽くということで、参加者みんなで見守りました。製材機の音が響く中、丸太が帯鋸をとおり、2つに割れます。その時、パッと現れた木の色と木目の美しさに、ワッと声が上がります。
また、見守る、加來さんの嬉しそうな顔、安井師匠のにんまり顔に、こちらも嬉しくなります。
一方、設計友達の内海彩さんは、先回挽いてあった板をテーブルに加工してもらうということで、オグラの渡部さんと、材をみっちり吟味中です。
Msも、渡部さんに、今後もクリなど、東北の良い材を吟味して頂く約束をしました。
最後は、オグラのショップに寄ってお買い物。地元の人気木工作家の、胡桃のカットボードが沢山あるなか、私も豆皿を数枚、お土産に買って帰りました。
毎年5月の木材検品の旅。1年後の楽しみができました。
三澤文子