大阪北部地震 Ms千里事務所
この度の大阪北部を震源地とした地震の被害に遭われました皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。
今回は、無事のご報告も兼ねて地震に関する記事です。震度6弱の地震は大阪では阪神淡路大震災以来の大きな地震でした。
写真は地震発生直後の事務所の様子です。
地震発生時、私は事務所にいたのですが、突然の大きな揺れに襲われ、棚から本や置物などが落下してしまい、割れてしまったものもあります。
こちらは、10キロ以上はある置物が床に落ちました。床には数ヶ所落ちた際の衝撃が残っています。 人にあたらなくて良かった。Msではもう、高い場所に重たい物は置きません!
この日は、割れてしまった物や事務所の片付けをし、まだ続くと思われる余震に備え、瓶や陶器など安全な位置に移動するなど対策をしました。幸いにも、事務所の所長である三澤をはじめ、スタッフにも怪我はありませんでした。
建物に被害がないか外に出て見回りをしていたら、外部の水道管から水が噴出していました。
応急処置として、水が歩道側へ噴き出さないようにテープを巻きましたが、止まりません。 水漏れの修理をお願いしても、地震の影響で交通が乱れ、鉄道は運休し道路は渋滞しています。 今日は誰も来てくれないだろうと思っていました が、 羽根建築工房の和田監督に相談をすると、午後には駆けつけてくれました。 どうやら、モルタルの下でも水が漏れている様です。 乗って来た軽トラ大の荷台から、大きなハンマードリルを取り出し「ガガガ…」と手際良くモルタルを割りその日の内に、水漏れを直してくれました。 (親切で、器用な和田監督はとっても頼りになります!)
後は、Msスタッフである中根の出番です。空洞部に土を詰め、表面に配合したモルタルを塗って手際よく仕上げていきます。
今回の地震で割れたヒビ割れも補修し、無事施工完了です!
まさか震度6弱の地震が大阪で起こるとは思いませんでしたが、そんな、まさかの場合を想定した設計を行う重要さを身をもって感じました。
これからも、命を守り、木を活かし、心地の良い建築を創っていく仕事をする為、気を引き締めて、精進して参りたいと思います。
Msスタッフ 宮本