海の日に「山の神さま」を詣でる。
7月16日海の日、久しぶりに岐阜県の山に行って参りました。
行先は中津川市の加子母です。17日の午前中に、加子母在住の画家、本間希代子さんのアトリエを訪ねるのが、主な目的なのですが、まずは前日入りして、度合温泉・ランプの宿に泊まるために、加子母の手前、付知の山を上がっていきました。しばらく走り、窓を試しに開けてみると、車中のエアコンも必要ないほどの涼しさです。そして気がつけば、神宮備林の「山の神様」の前でした。
神聖な空気感のこの場で、しばらく立ち止まって山の空気を感じたあと、さらに上にあがって、目的地のランプの宿につきました。
下界の暑さを忘れるような涼しさと、網戸無しでも蚊が来ないということで、室内からダイレクトに目に入る山の景色。
夕食は山の幸満載で、話題の五平餅もさすがでした。
さて、この宿は、その名のとおり、電気が無いので、暗くなるとランプだけで過ごすことになります。
そんなことで、夕食後は、この宿特有のランプのつけ方消し方を、宿のご主人から教えて頂きます。
夜の明るさに慣れた現代人にとって、ランプの灯りしか無い夜はどのようなものでしょうか。勿論、スマホも使えません。
今回のアテンドは、ご存知 MsOGの旧姓・佐治さんこと中島あゆみさんと 中島創造さんです。この宿も、二人のお勧め。
実に沢山の話をして、ランプの一夜を楽しく過ごすことができました。
さて、目的地の本間希代子さんのアトリエです。
縁あって、本間さんのポストカードを頂いてから、是非原画を見たいということで、今回、アトリエ訪問が実現したのですが、お目当ての水彩画だけでなく、油絵もあり、心ひかれました。
現在設計中のお住まいの壁に飾る絵を、ひとつ購入するのが目的でしたが、数点購入することになってしまいました。
加子母に住み着いて、かれこれ20年という本間さんの世界観に触れて、またこの地でご家族と共に暮す様子を伺いながら、ますます、ステキな絵をのびのび描いていってほしいなと思いました。
そんなことで、大阪の地、Ms建築設計事務所の一角に本間さんの絵が。
「住まいの中に気にいった絵を飾る。」そんなステキな壁を設計したいと思います。
三澤文子