胡桃山荘のご案内
非常勤&リモートワークの村上です。
Ms日記をお読みくださっている皆様にも、リモートワークをされている方が増えていると思います。
私はコロナ禍以前よりリモートワークを開始しましたが、慣れない仕事をリモートで行うのにはなかなか大変な面があります。
また現場監理のように実際に現地で確認する仕事は、居住場所が遠いと容易ではありません。
私の場合、現場監理を大阪のスタッフにも担当してもらい、その代わりに離れていてもできる業務を行っています。
今回は窓口として担当している、胡桃山荘について書いてみようと思います。
みなさんがご覧になっている、このサイトのホームページを下にスクロールすると、「宿泊体験施設」と書かれた写真があります。それが胡桃山荘です。
場所は長野県上伊那郡。施工された北沢建築さんの事務所兼モデルハウスがある敷地の東側に建っています。
( 向かって左が北沢建築さん)
「『胡桃山荘』は、はじめてメーターグリッドで設計した事例である。6m角の2階建 + 下家というかたちが、これからの小家族が暮らすための器として、相応しいスケールであることを確認したような住まいである。」
これは2019年に出版された、三澤康彦の仕事「木の住まい」をデザインする の胡桃山荘のページの書き出しです。本の表紙も胡桃山荘。
300軒以上の住宅をつくってきた康彦さんは、あえてあまりつくりすぎない木の器を心掛け、このJパネルハウスがその最もベーシックな形と表現されました。
Jパネルは12ミリ厚さの杉板を三層に貼り合わせてつくったパネルで、見た目に美しいだけでなく地震にも強い優れものです。
胡桃山荘はJパネルハウスと呼ばれるように、内部の床、壁、天井すべてJパネル。塗装は一切かけていません。
柱や梁など構造材は鳥取県智頭町サカモトさんの100年生以上の杉。大黒柱の八角柱には樹齢200年を超えている木を使い、杉に囲まれた空間になっています。
(穴の開いた壁の向こうは家事室)
その空間にMsが提案するさまざまな低座の椅子や、つくりつけの昼寝用デイベッド、ベンチソファが置かれています。
それに加え康彦さんが20代のときに購入した、マレンコのソファとオットマンもあり、家具の心地よさも体験していただけます。
(2階の寝室とマレンコのソファ)
蒸し暑い夏、標高750メートルの高地に建てられた胡桃山荘は、避暑地として格好の場所です。
ですが真冬は零下16度…
でもご安心ください!断熱性能が高いので、太陽エネルギーを利用した集熱システムと薪ストーブ、この2つの暖房で、室内温度は真冬でも20度をキープしています。
胡桃山荘では地元の食材でお食事を愉しみ、漆塗りのお風呂で日頃の疲れを流し、ゆっくりご滞在ください。
真夏に窓から入ってくる高原の涼風、真冬に薪ストーブから聞こえるパチパチの音。それらに包まれての昼寝を想像しただけで幸せになります。
(奥の赤いシートが昼寝用デイベッド)
管理をしてくださっている北沢建築さんの「北沢建築本社工場」は、乃木坂46の「シンクロニシティ」のミュージックビデオの撮影舞台となったので、ご存じの方も多いと思います。
この工場も文子さんが設計した建物です。教会をイメージしてデザインしたというだけあって、乃木坂46が天使のようですね。北沢建築さんのモデルハウスと合わせて、ぜひ見学なさってください。
それでは、お申し込みは私が承りますので、Msがつくる木の建物を体験してみたい方はお気軽にお問い合わせくださいませ!
(実は私はまだ胡桃山荘を訪れたことがないので、早く長野に行きたくてうずうずしています)
村上洋子