少しずつ、暑さが和らぎ、秋らしい空気を感じるようになってきました。
今回は、大阪市住之江区にある「中田木材工業株式会社」にて木材選定の様子をご紹介したいと思います。
Msでは、建築事務所としては珍しく、三澤康彦さんが買付け、収集した多様な種類の木材を所有しています。
この木材を保管してくださっているのが中田木材工業株式会社になります。
この日は、神奈川県の物件に使用する、造作材を選定しました。
写真左側は、橘明夫さんです。大阪市西区で「橘商店」という、
銘木天板販売と栗材、名栗加工の専門店をされています。
Msの木材管理をしてくださっています。打合せながら、必要な木材を出してもらいます。
ケヤキの板材です。立派な大きさで、圧倒されます。リビングの書類棚として使用される予定です。
ここから寸法に合わせて、綺麗に製材されていきます。
写真左側に写っている方は、中田木材株式会社の豊田浩志さんです。
木材選定ではいつもお世話になっています。
保管されている木材は山のように積み上がっているので、
使用したい材をフォークリフトで降ろしてもらいます。
玄関、下駄箱に使用するウォールナットの板材を選んでいます。
板の反りがひどくないか、割れや節の具合などをみて、慎重に選びます。
この日は、インターン生の平井さんも一緒に選定の様子を見てもらいました。
橘さんが、木について丁寧に説明してくださいました。
木目の美しい材はどちらか、価値の高い材はどう選ぶかレクチャー中の様子です。
カメラ目線でお茶目な感じですが、製材作業の姿は、一変、真剣な様子の橘さんです。
Msの所有する木材には、立派な栗やシュリザクラの柱、フローリング材などなど、
お伝えしきれていない材がたくさんあります。
Msで設計を依頼される住まい手さんにお届けできるよう、静かに木材たちはその日が来るのを待っています。
(Msスタッフ濱田)