Loading...
わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2011.12.21

木津川の家が上棟しました!

10月に着工した木津川のK邸。先日建て方を行いました。

雨が降ったり止んだり天候が定まらない中、晴れ間を狙っての建て方。空を見ながら雨雲がこちらに流れてきそうになるたびハラハラしましたが、こちらの心配をよそに大工さんたちはテキパキとても素早く丁寧に工事を進めていきます。

DSCN1337

材料は吉野の阪口さんから。

何度見てもきれいな材。現場で見るとより赤身が際立つような。

Kさんも「きれいですね~」ととても喜んでくださいましたし、大工さんからも「材料がいいと加工がしやすい」とのお言葉。

DSCN1338

写真の後ろに見えるのが母屋です。今回新築する住まいはこの母屋より高さも面積もボリュームを抑えた建物になります。1/50の模型を作り周囲とのバランスを考え計画していますので、建ててビックリ!などということはありません。

母屋と反対側には明治初期に建てられた蔵があり、玄関土間からアプローチできます。

CIMG4361

塗りこまれた入口がいい雰囲気ですね。

奥さんから「この入口の手前にアンティークのペンダントライトを吊りたいんです」と。

素敵です!雰囲気あるいい空間になりそうな予感!

照明計画といえば、いつも上棟の時期に現場で住まい手さんと打合せをします。

 CIMG4349

実際空間が建ちあがるとイメージが掴みやすいです。照明に限らずこうやって様々な仕様を現場で決めていきます。

今回ツキデ工務店さんのお仕事は本当に早く、建て方の次の日には屋根通気の横桟、断熱材、合板まで一気に施工完了しました。屋根仕舞いが早くできると一安心です。

CIMG4355

断熱材はネオマフォーム75mm(50+25)。屋根勾配と平行に通気桟を打つ時はいいのですが、直行する時は通気のために横桟をしゃくってもらいます。

CIMG4354

たくさんの通気じゃくり。施工図を書く時はCADで簡単ですが、実際の作業は大変(というか面倒)だと思います。。職人さんには本当に頭があがりません。

さて、無事上棟したので現場では略式の上棟式を行いました。

記念写真をパチリ!みんなが違う方向をみているのは私の隣で築出社長が立派な一眼レフカメラを構えていらしたから(負けた~)。社長自らカメラマンをされる工務店さんは初めてかも。気さくで素敵な社長さんです。

CIMG4377

上棟式は現場の大工さん、住まい手さんがこれから一緒に家作りをしましょうという気持ちをお互い確認するいい機会だといつも感じます。省略するケースも多いと聞きますが、もったいないことです。

CIMG4375

最後にK邸の主役、桧の大黒柱。4.8m、漆塗り、名栗加工の大黒柱です。

Kさんのご主人が「この養生はいつ取れるんですか?もう取りますか?」と早く見たくてしかたない様子。気持ちはよく分かりますが・・・。

Kさんもうしばらくお待ちください!桜が咲く頃にはお披露目です。

(スタッフ:西久保)