新しい住まい手さんとの打ち合わせ
ここのところの寒波に、歯を食いしばりながら出勤する日々ですが、寒い分帰り道にふと見上げれば星空が澄み渡っていて、ついつい口を開けてポカーンと見入ってしまいます。
さて本日新しい住まい手さんと、打合せを行いました。年末に一度Ms事務所にお越し頂いてこれまでの住まいづくりの経緯や思いをお聞きしていました。年末年始ゆっくりと考えられて、Msと木の住まいをつくりたいという気持ちで再度Msにコンタクトがあり、ご自宅に訪問して打合せを行ったのです。
今回の打合せの前に「すまいめも」を書いて頂いていましたので、何をご希望されていて何を検討したいのか、趣味や休日の過ごし方などA4用紙7~8ページにわたる項目で大体の概要は事前に把握することができました。「すまいめも」は設計依頼のお話しがあった段階でどの住まい手さんにも書いて頂いています。もちろん「決められた項目に書くのはちょっと苦手」、と何枚ものお手紙で住まいつくりの思いを伝えて頂く方もいらっしゃいます。これは設計する立場として住まい手さんのご要望を書いて頂く、という意味ももちろんありますが、住まい手さんご自身に記入頂くことで今後の住まい方に対する思いをより具体化できる作業でもあるのです。大切なツールです。
今回は前回に比べ、より具体的なご要望や現在の暮らし方お伺いすることができました。お話しする中で「すまいめも」には書かれていない思いや考えを受取っていきます。現在はマンションにお住まいですが、ご両親の土地の既存建物を解体し、新築する予定です。現在のお住まいで壁に掛けられた絵画や、上品な家具など暮らしを楽しんでいらっしゃる様子が伺えました。持込み家具等の確認作業はもちろんですが、今現在の住まい方を見せて頂くことは今後の住まいを計画をする上で非常に大切なのです。たとえ同じ間取りのマンションであっても100人いれば100通りの住まい方があります。まさに”住人十色”です(こんな名前の番組があったような気がしますが、、、)。
ご自宅での打合せの後には敷地現場に行き、敷地状況を確認しました。現在、解体作業中で周囲は囲われた状態ですが、2月中旬には更地となり周囲建物との関係も明確になってきます。見上げれば山、見下ろせば海、近くには桜並木があるこの現場、四季を楽しめる現場になりそうです。
(スタッフ:平賀)