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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2012.10.19

富士市S邸 漆塗りに行ってきました

Ms日記でも何度か進行状況をご紹介しておりました、富士市S邸の漆塗りに行ってきました。

  

沢田欣也さんに富士まで来ていただき、現場で漆塗り、柿渋+ベンガラ塗装を行いました。

スタッフは、沢田さんの漆塗りのお手伝いと、柿渋+ベンガラ塗装を行う部分の塗装を行います。

 

今回は、現場の塗装工事のタイミングと併せて、養生がしてある状態で行います。

漆の着色塗装のタイミングとしては、塗装工事の時期が一番最適です。

  

まずは、現場にて塗装箇所の再確認を行います。

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写真は三澤文子さんと、沢田欣也さん。あ・うんの呼吸で打ち合せを進めています。

着色塗装は、室内のポイントに持ってくると、独特の存在感で空間がぐっと締ります。

その一方、一度塗ったらもう戻れません。そのため、最終的な塗装範囲、色を空間全体の状況を見て判断します。

 

塗装範囲と色が決まると、養生に入ります。

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この日の富士市は、とても良い天気で、湿度が30%。

とても気持ちいい天気ですが、70%の湿度が必要な漆塗りにとってはとても悪条件です。

そのため、マスカーである程度のスペースを囲ってしまい、ムロを作ります。

写真はトイレの入り口を閉じた様子です。

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この中に濡れタオルを入れて湿度を確保します。

これが塗装に使う塗料と道具です。

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養生が終わると、順次塗装を開始します。

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1日目に、ベンガラ+柿渋で着色塗装を行い、時間を空けて1回目の漆塗りです。

翌日に午前中2回目、午後3回目の漆塗りを行い、全行程が完了します。

合計2日の塗装工事となります。

漆塗りのほか、フラッシュ建具や柱、解体前のお宅の障子を転用した建具にも着色塗装を行っています。

玄関のポーチの八角柱も塗装しました。

スタッフも塗装を何度も経験し、慣れた手つきで作業を進めています。

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写真は、転用障子です。

現在の開口部に合うよう、四周に新しい杉材で枠を作っています。

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この建具にベンガラ(紅)を着色した写真が下です。

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ぐっと締って、独特の雰囲気が出ました。

住まい手のSさんもとても喜んでくださいました。

作業が終わった15:00頃、沢田さんは小松に向けて出発です。

車に道具を積んで、帰られました。

白い車が沢田さんの愛車です。とても味わいのある年期の入った車でした。

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みなさんお疲れ様でした。

(スタッフ:葉賀)