2013.04.08
神戸市S邸着工・木材検査
計画を進めていました神戸市のS邸。
敷地は六甲山の麓の斜面地で、南側の眺望が非常にいいところです。
3月の吉日に地鎮祭を行いました。
施工はコアー建築工房さん。
現在は斜面を平らに整えているところです。
基礎も斜面に合わせて高さが変わりますので、配筋や地中梁の形状が複雑になっています。
敷地のレベルを再確認しながら基礎工事を進めていきます。
そのS邸の材料検査に先日行ってきました。
今回のS邸の材料を入れるのは、和歌山・紀伊半島の南で紀州材を取り扱っている伸栄木材さんです。
紀州の杉の丸太をバックに、伸栄木材の中谷さんと三澤文子。
この丸太、直径30㎝程度ですが樹齢は80年以上。
このような年輪の詰まった赤味の多い良質な杉の丸太がたくさんあります。
これがS邸の材料。
梁材ですが、どれも赤味勝ちのきれいな材料が揃っています。
このきれいな材料の含水率を全量検査。
そしてヤング係数の測定。
これは屋根垂木の材料です。
芯去りの杉材。節が少なく非常にきれいです。
年輪の緻密さも文句なしです。
S邸は屋根が大きく、垂木にも一定の強度を必要としますが、計測したヤング係数は良好な値でしたので安心して進めることができます。
建方は5月に予定しています。
このきれいな材料が組みあがった姿を見るのが待ち遠しく感じます。
スタッフ 田尻