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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2024.06.29

U邸詳細調査報告会を行いました!

非常勤 & リモートワークの村上です。この時期は梅仕事が恒例のMsですが、今年は全国的な梅の不作で入手が難しく、早くも来年に期待しているところです。みなさんの梅仕事はいかがでしょうか?

今週25日に、4月16日に三重県亀山市で行われた、既存住宅詳細調査の報告会がありました。今回の日記は、その報告会について書いてみたいと思います。

依頼者で住まい手のUさんは、文子さんと、ある勉強会で知り合い、これからの仕事上の方向性について相談されたそうです。

そして文子さんが「住宅医スクールで学んでみては」と提案すると、すぐに申し込み、さらにご自宅の改修を考えているということで、とんとん拍子に詳細調査を行うことになりました。

(こちらが当日のインスタグラムです。インスタもぜひフォローお願いします!)

詳細調査では 1. 耐久性(劣化対策) 2. 耐震性 3. 温熱性 4.省エネ性 5. バリアフリー性 6. 火災時の安全性 の6つの項目について調査します。調査当日はMsスタッフ全員が参加、Uさんも私と一緒に「劣化」「バリアフリー」「火災時の安全性」の調査を行ってくださいました。

猫好きのU邸、猫による爪とぎなど、猫飼いの私には馴染み深い光景があちこちに見られ親しみを感じました。お互い下僕としてお仕えさせていただいており、ときおりご主人様談義に花を咲かせました。

持ち帰った調査結果は、鈴木さんが耐震性、堀田さんが温熱と省エネ性、私が耐久性(劣化対策)、バリアフリー性、火災時の安全性と、3人で手分けして「住まいの診断レポート(建物詳細調査報告書)」にまとめました。

まとめた結果は、25日の報告会本番に向けて13日にプレビューを行い、間違いや抜け漏れがないか、Uさんに正しく伝わるかなどの検討を行いました。かつて文子さんが岐阜森林文化アカデミーで教鞭を取っていた頃は、報告書を読み上げる練習もあり、6時間かかった学生もいたそうです。現在は1時間30分で説明を終えるようにしています。プレビューで不完全だった箇所は、それぞれの担当が修正して本番に臨みました。

報告書は105ページ。加えて当日の野帳のコピー、耐震や温熱・省エネの計算書も添付書類として入れてありかなりの厚みがあります。報告書をUさんにお渡しし、報告会が始まりました。

報告書の説明を行う文子さん

報告書をプロジェクターで映しながら、まずは、診断結果概要と耐久性を私が説明しました。

報告会(村上)

次に鈴木さんによる耐震性。鈴木さんの説明は優しくて伝わりやすいと好評です。

報告会(鈴木さん)

続いて堀田さんによる温熱と省エネルギー性。堀田さんにとっては初めて報告する機会だったので、最初は少し緊張している様子でしたが、だんだん慣れてきて無事に報告を終えました。

報告会(堀田さん)

再び私がバリアフリー性と火災時の安全性を報告して報告完了。調査結果をふまえて、文子さんによる改修案が提案されました。

改修案の提案

ご自宅の改修に向けて一歩踏み出したUさん。住宅医スクールで学ぶ仲間として、これからもよろしくお願いします。そしてまたお会いして猫ばなしができる日を楽しみにしています!

村上洋子