福島県会津へ行ってきました!Vol.1
5月18日~19日、MOKスクールツアーにて福島県会津へ行ってきました。
今回はMOKスクール生・京都造形大生・Msスタッフの総勢20名で伺いました。
冬は-20℃と厳しい気候ですが、この時期の奥会津は、新緑が大変キレイでさわやかです。
メインは「きこりの店オグラ」。Ms日記にもよく出てきますが、広葉樹を多く扱っています。
オグラの皆様が暖かく出迎えてくれました。
写真左は2日間オグラの案内をしていただいた渡辺さん、右は小椋社長夫妻です。
店内は広葉樹の板だけでなく、小物や家具も販売しています。
クリ・トチ・ケヤキ・ナラ・キハダ・セン・シュリザクラ・オニグルミ・カバ…・。樹種は実にさまざまです。
店の外には材料ストック場と加工場があります。加工場では巾剥ぎ板や、家具の製作が行われます。
写真右の大工さんは、小林建設さんのモデルハウスに納品したニレの敷台を製作してくれた方です。
樹皮や断面を見て、樹種を見分けます。
右写真は、国産カラマツ(福島県産)の丸太、100年生。赤身が美しいです!
その美しさに魅かれ、三澤氏が購入。
次は、今回のツアーのメインイベント、製材見学が始まります。
下写真左はMsのクリ、右は安井先生のオニグルミ。
まずは、クリの小口に三澤氏自ら木取りを行います。
節の位置や木の曲がり具合等を見極めながら何の材料を取るのか考えます。
木取りが終わると、丸太は製材機へ運ばれます。大きな帯ノコの音が工場内に響きわたり、
製材が始まります。丸太が切断され、断面が顔を出す寸瞬間…。
思いどうりの木目が出るかどうか緊張の一瞬です。
今回は、柱4本と板材が取れました。含水率は60.4%。
オグラさんの材料保管庫「ウッドバンク」にて天然乾燥をし、乾いたら使用します。
安井先生も綺麗なオニグルミの様子に笑顔いっぱいです。ウッドバンクは、色々な方が利用していますが、
中でもたくさんのストックを持つMOKスクールOB生、藤田さん(右写真)。
下写真に写っている木材はすべて藤田さんの木材です。大量のストックに圧倒されました。
夜は民宿「ふじや」。おいしいお酒と季節の山菜や囲炉裏で焼いたイワナやお蕎麦…。
どれも大変おいしく、充実した一日を過ごしました。
オグラの皆様、ふじやの皆様、本当にありがとうございました。
中身の詰まったMOKスクールツアー。
1回では書ききれないので、2日目の内容は次の人にバトンタッチします。
(スタッフ 佐治)