豊中市Y邸 上棟【新築戸建住宅】
今年2月に敷地調査を行ってからおよそ8ヵ月が経過し、10月3日に工事着工・地鎮祭を迎えました。
この敷地は東側に前面道路、西側には溜池、東西方向に採光・通風が期待できる立地です。そして間口6.5M、奥行14Mと非常に細長い形状をしています。
施工はコアー建築工房です。Msとは数多くの仕事をしており、大工さんのレベルも非常に高く毎回丁寧な仕事をしてくださいます。
天気にも恵まれ秋晴れのもと無事に地鎮祭を行うことができました。
Y邸は総2階建て、延床約20坪の非常にコンパクトな住宅です。コンパクトながら内部空間は木材現しで心地よく、動線は階段室を中心に回遊できるプランとなっています。構造も非常にシンプルです。Msではどんな住まいでも必ず軸組模型(S=1/30)を製作します。柱・梁が現しとなる空間では、構造体の見え方が美しく、同時に構造的にも丈夫で安定したものが求められます。プランニングと構造体(軸組)はセットなのです。
9寸(成270㎜)の梁材です。今回の構造材は和歌山県の伸栄木材さん。綺麗な材ばかりで木配りのときにもこちら側を悩ます材が非常に多く、贅沢な悩みです。
プレカットはお馴染み松阪市のコウヨウさん。全ての材を並べて材の特性を見極めながら木配りを行っていきます。 コアー建築工房の現場監督貝渕さん、川上棟梁にも参加いただき、材1本1本全てに番付を行います。
番付用の画板です。どこが化粧で見えてくるのか、どこをメインで見せたいのか、一目瞭然に把握できるように事前に段取りをしておきます。全て黒く塗り潰した段階で、番付(木配り)完了です。
10月31日、建て方です。晴天の中、7名の大工さんが棟梁を中心にテキパキと組み上げていきます。1日で垂木掛けまで終了です。最後は雨養生のためシートを張っています。
今後は1月末の竣
工へ向けて順次工事を進めていきます。現場進捗状況も随時お伝えしていきますので、お楽しみに。
スタッフ 中根