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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2022.11.12

「雑木林の家」ご招待と写真撮影

先日は晩秋の美しい月の皆既月食がみごとでした。今週のMs日記は、暦が霜月になり年末を意識する空気に、少々焦りを感じている東京スタッフの松岡が担当いたします。

10月の中旬に「雑木林の家」の写真撮影が行われました。撮影は、畑拓さん。三澤も信頼している写真家さんです。私もモノの移動などのアシスタントとして参加させていただきました。

造園家さん製作の薪棚は、木塀と同じ焼き杉張りで、トトロの庭にあるような風情です。

この日のお二人の服装は全身に黒色を纏っており、写真撮影時に自らの姿がガラスに映り込むのを防ぐためと思われます。無知な私は白シャツを着て行ってしまい、途中で気付き反省しきりでした。次からは気をつけます

雑木の庭は、雑草も根を張って土をつかむ役割があるそうで、除草することなく管理しながら残してあり、より自然味が感じられます。この日は雲間に太陽が見え隠れする天候となり、畑さんはタイミングを逃すまいと撮影に集中しています。畑さん、お忙しい中ありがとうございました。

今週は、住まい手さんご夫妻が「工事のお礼とお披露目」ということで、構造材担当の北澤さん、監督の阿部さん、大工の佐藤さん、そして住まい手さんが岡山に家を建てられた際の設計者である有木さん、Msチーム(協力設計事務所の小森さん、三澤、私)をご招待くださいました。

美味しい手料理とワインを振る舞っていただき、住まいづくりの話に花が咲きました。殊に目の前で調理されたジンギスカンは、初めての調理法と美味しさに感動すら覚えました。本当に、ごちそうさまでした。

住まい手さんは、これまでにつくられたどの家も眺めのよい立地を選択されています。丘の上に立つ「雑木林の家」の2階からの景色は、安野光雅の風景画を思わせるような街並みです。

リビングのどの窓からも雑木の庭が眺められ、遠景には富士山や夕焼けが見事です。先日は、ダイヤモンドヘッドも見られたとのことです。「敷地の特性を活かしたすばらしい設計と仕上がりで、とても気に入っている」とお褒めの言葉をいただきました。大変うれしく思うと共に、身の引き締まる思いです。

(松岡利香)