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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

エムズ日記BLOG

2022.02.19

こども園宍粟わかば~設計メンバーのご紹介~

立春を迎え、暦の上では春が始まりました。

昨年4月より設計を進めている兵庫県宍粟(しそう)市における「こども園宍粟わかば」の設計も後半戦に入っています。床面積1000㎡を超える木造園舎ということで、多様なスキルを持つ設計メンバーに参画して頂いています。その設計メンバーを順番にご紹介したいと思います。

はじめにご紹介したいのは、”設備設計”のメンバーです。

今回、お仕事をご一緒させて頂くのは『ゼロ・アーキテクト・パートナーズ(略して、ZAP)』の皆さんです。

中大規模木造の設計で、ネックとなるのが”設備設計”です。キュービクルや自動火災報知機など、住宅にはない設備機器も多く、専門スキルが求められます。

 

人物写真

先日Ms事務所で打合せがありました。上写真は、ランチ(ふみこ食堂)をご一緒した際の様子です。

写真左が、ZAP代表の高木さんです。

打合せでは、専門的な内容を分かりやすく解説して頂いております。また、いつも手書きのスケッチの入った資料を用意してくださり、それが皆さんにとっても好評です!全国各地で大型プロジェクトを数多く手がけられている設備設計の専門家です。

高木さんをご紹介頂いたのは、SWING(スウィング)の小泉さん。小泉さんはMs事務所のOBで、「意匠の心がわかる! 設備設計者」ということで、Msにご紹介頂きました。

そして、写真右は、機械設備担当の濱田さんです。

聞くところによると、高木さんとは学生の時から20年以上の付き合いで、力強いパートナーです。給排水、衛生設備に加えて、空調や換気設備まで巾広くご担当いただいています。

 

打合せ写真1

上写真は、お施主さんとの打合せの様子です。

正面中央(説明している高木さんの右手)に映っているのが、電気設備担当の谷さんです。電気設備、照明、コンセント、インターフォン、自動火災報知機などの設計をご担当いただいています。

Ms事務所にも打合せに来てくださり、三澤文子さんとも息ぴったり!です。私たちの設計は、天井を貼らず木架構を現しとするため、特に照明計画では設備設計者とのコミュニケーションが大切です。

そして、右端に映っている方が、ZEB(ゼブ)担当の佐久田さんです。

ZEBとは、ゼロ・エネルギー・ビルディングの略で、省エネと創エネ(太陽光発電)を組み合わせて、エネルギー消費量をゼロにする建物のことで、今回は、このZEB取得を目指して設計を進めています。

※ちなみに、住宅は、ZEH(ゼッチ):ゼロ・エネルギー・ハウジングです

以上が、設備設計のコアメンバーです。

打合せ写真2

さて。次は温熱環境設計の専門家である、中野さん(水の葉設計社)のご紹介です。写真中央が、中野さんです。普段からMsの設計パートナーとして参画いただいていますが、今回はいつもより沢山!の仕事をご担当頂いております。

その一つが、上写真の「スケッチアップ(3D)」です。

今回は、図面ではなく、プロジェクターでスケッチアップを映しながら計画内容を説明する手法を取っています。参加者が多い場合も、前(同じ画面)をみて打合せができるため、非常に分かりやすくスムーズに進みます。

そして、もう一つは「確認申請」です。

排煙設備など法的な課題も多いため、設計段階からの法チェック・審査機関へのヒアリングなどをご担当頂いてます。

現場写真

最後に、現場の写真を一枚ご紹介します。現場では、宍粟市による造成工事がスタートしました!

写真左にシンボルツリーの桜の大木が見えます。実施設計UPは、桜が咲く4月初旬です。

チームで協力して設計を進めていきます。

 

上野耕市