事務所の目の前にある公園の木々が黄色や赤色に色づき紅葉シーズンになってきたと感じていると、
急に気温が下がり、本格的な冬になってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日のMs日記は逢坂が担当いたします。
毎年この時期になるとMs日記に登場する薪ストーブですが、今年も使用し始めました。
MsのInstagramにも投稿されました住宅デザインスクールの懇親会でもこの薪ストーブを囲い話が尽きないほど話されていました。
こちらの写真はMsスタッフの中尾さんが薪ストーブの説明をしているところです。
このように薪ストーブが話のきっかけを多く生んでいました。
今回は、薪ストーブの着火方法について写真を交えながらご説明いたします。
⓪薪の保管
Msで使用する薪は現場で出た端材をいただき、大きさを分けて保管しております。
こちらの布に入っている材は焚き付けの際に使用する細い薪が入っています。
長さをある程度揃えて積んでいる薪は現場で出た長い端材を薪ストーブに入れられる長さに合わせカットして積んでいます。
この大きな薪は構造材(柱や梁)で出た端材で長時間燃え続けてくれます。
①着火
細い薪を井桁状に組み、空気が流れる空間を作りながら組み上げていきます。
中心には着火剤の役割を担う松ぼっくりを置き、まつぼっくりに着火させます。
②火が安定するまで
最初は火が弱いので細い材などで火が強くなるまで火を育てます。
写真に写っているように薪ストーブの下部にレバーハンドルが2つあり、左が一次燃焼、右が二次燃焼用のハンドルです。
ハンドルを下げると薪ストーブの裏にある給気口が開き空気を取り入れる仕組みです。
燃え始めは大量の空気が必要となるため、2つとも開けます。
その後、ある程度火が点くと一次燃焼用の給気口を閉じ、火を安定させます。
火が安定した段階で二次燃焼用の給気口も少し閉じ一定の燃焼スピードになるよう調節します。
この一定の燃焼スピードに調節することが薪ストーブを使う際の重要なポイントです!
③火が安定し始めたら
火が安定してきたら比較的大きめな材を投入し、長時間燃えるようにします。
初めは30分に一度程度、火を確認しながら材を投入し、だんだん材料を投入する時間の間隔を長くしていきます。
薪の燃える時間は大きさだけでなく、薪の材料によっても大きく変化します。
杉やヒノキなどの針葉樹は比較的早く燃え尽きますが、栗などの広葉樹は長時間燃え続けてくれます!
広葉樹の薪の保管量は多くないので、懇親会や打ち合わせなどの特別な時に使用し、来ていただいた方が快適に過ごせる空間を目指しております。
薪の投入はスタッフの中尾さん、小西さん、逢坂の3人が気付いたタイミングで投入して火を絶やさないよう日々気を付けております。
温かいだけでなく、癒しの効果も絶大ですので、
ぜひ、住宅の設計を検討されている方は薪ストーブも検討してみてください!
逢坂