家族と共に成長する住まい
よく晴れた7月末日、14年前に竣工したお住まいを訪問させて頂く機会に恵まれました!設計は三澤文子。岐阜県立森林文化アカデミーで教鞭を取っていた時代に設計した建物になります。
左写真が現在の様子、右写真が14年前の竣工時の様子になります。構造材は「東濃杉」。 床は「東濃桧」で、節の無いきれいな材です。どちらも、築14年の年月を経て、落ち着いた風合いに変化しています。『木の住まいは、自然素材ならではの経年変化を楽しめます(住まい手さん談)』
ふと見あげると、ロフトの開口部に、竣工時には無かった「木製格子」が付いています。
(左写真:現在、右写真:竣工時)
お話を伺うと、竣工後に生まれたお子さんのために、ご主人自らデザイン・製作したものであるとのこと。
階段を上がってみると、なんと、「子供用ベッド」までありました!ロフトならではのスケール感を上手く生かしており、とっても素敵な子供室です。
上写真は、今ではMsの定番となっている「”元祖”デイベッド」です。このお宅で、はじめて住まい手さんからのリクエストがあり製作したとのこと。設計のヒントも住まい手さんから頂くことが多くあります。
「デイベッド」の側面、暖炉との境にも、ご主人お手製の「手摺」が取り付けられています。
浴室の桧の浴槽、壁板も、しっかりと手入れがされており、14年経っているとは思えないほど、
きれいな状態が保たれています。(左写真:現在、右写真:竣工時)
今回のご訪問では、住まい手さん自ら愛情を持って建物に手を入れて、きれいに生活をされており、本当に嬉しい気持ちになりました。貴重な機会を頂きまして、有り難うございます!
これからも、「それぞれの家族に寄り添う住まいのかたち」を提案していきたいと思います。
Msスタッフ 上野耕市
P.S 「ゴッホの椅子」もありました!
Ms建築設計事務所は8月19(日)まで夏季休業期間となっており。
8月20日(月)より平常業務とさせていただきます。