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わせ

Ms ARCHITECTSエムズ建築設計事務所

胡桃山荘便りLETTER FORM KURUMI COTTAGE

2013.02.27

宿泊体験の感想

 先日プレゼンテーションを終えたM邸の住まい手さんは、プレゼンテーションに先立ち胡桃山荘に宿泊体験されました。以前にもMsの竣工物件を見学頂いていたMさんですが、実際に「木の住まい」で1日を過ごすことで色々なことを体感していただけたようです。Mさんから頂いた感想をご紹介いたします。

 

(以下、文章・写真ともMさんから頂きました)

この度、Ms 設計事務所に自宅新築の設計を依頼したのをきっかけに、実際、Ms が設計した木造の家を実感するため、2014 年 2 月 16 日から 17 日にかけて家族 3 人で胡桃山荘を宿泊利用させていただきました。あえて厳冬の 2 月中旬を選んだのは、「真冬」の「そよ風」の威力を体感したかったためです。大阪から塩尻までは電車を乗り継ぎ、塩尻からはレンタカーで胡桃山荘へ。訪問前日に雪が降って積もっていたため、少し車の運転が心配でしたが、ほぼ問題ありませんでした(胡桃山荘の駐車スペースに出し入れするときは、水路に落ちそうになるのが怖くて、相当、慎重になりました)。

胡桃山荘には午後 2 時過ぎに到着。北沢建築のスタッフさんに案内され、いよいよ山荘に入場。室内はそんなに寒くない!というのが、第一感想。北沢建築のスタッフさんの言うことには、屋根に雪が積もっているため、太陽光の集熱による「そよ風」の暖房機能は働いていないとのことでした。しかし、南側の窓からそそぐ太陽の光でも結構暖かく、室温は 12 度くらい。外気温は-2℃くらいだったので、かなり暖かさを感じました。

1 時間ほど山荘内外を「探検」。実際にすべて「木」で建造された建物を体感。早速、薪ストーブもチャレンジしたかったのですが、とりあえず陽が落ちる前に買い物(ただ、雪道が怖く、三澤さんお勧めの温泉には行けなかったのが心残りでした)。午後 4 時過ぎに山荘へ戻り、息子(5 歳)と雪だるまを作って遊ぶものの、室内の寒さが気になり、4 時半頃から薪ストーブにチャレンジ。火は問題なく着きました。息子は、薪に興味津々で、室内にストックがあるにも関わらず、わざわざ雪の中、外へ出て何本か持ってくる始末。

IMG_5024 

部屋が徐々に暖まっていく中、パスタとビールで夕食。ビールを飲んで、薪ストーブの前に座っていると、暖かくて、猫になった状態で動けません。息子は、薪を投入したくてウズウズしていました。就寝前の室温は 19 度くらい、外気温は-11 度でした。「そよ風」の循環機能をオンにしていたせいか、2 階もほぼ同様のほんのりした暖かさで、ぐっすりと寝ることができました。ただ、お風呂場は寒かったですね。翌日、朝 6 時半に起床。妻と息子は熟睡。下の降りると、薪ストーブは完全に消えていましたが、室温は 13℃。外気温は-12℃。朝食後、息子と掃除をして、胡桃山荘を後にしました。
  妻はダイニングのチークのテーブル、息子は木のお風呂が気に入ったようです。
  これから、いよいよ本格的に家造りが始まります。胡桃山荘は、その意味でも色いろなヒントを得ることができたと思っております。改めて胡桃山荘宿泊の機会を与えてくださった三澤さん、Ms のスタッフの方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。

(以上、Mさんからの感想)

Mさんとのプレゼンテーションでは、胡桃山荘の仕上げなどを中心にお話できたので写真や図面、模型だけでなく実感としてのイメージを共有できたのではないでしょうか。「イメージ」というのは共有できそうでなかなかできないものですが、お互いに知る実在するものを介しては話ができるととてもスムーズです。Mさんの住まいつくりも始まったばっかり。またMs日記でご報告させて頂きたいと思います。