宿泊体験の感想~材料の確認~
先日着工をしましたIM邸の住まい手さんは、プレゼンテーションの後、建物の実際の仕様を確認するために胡桃山荘に宿泊体験されました。自分たちの家に使われる実際の材料、薪ストーブ、空間の大きさ。IMさんから感想を頂きましたのでご紹介させていただきます。
着工のときのMs日記 https://www.ms-a.com/post_103.html
(以下、文章・写真ともIMさんから頂きました)
2月の三連休に、胡桃山荘に泊まらせていただきました。
三澤先生に我が家を設計していただくにあたり、Jパネルの床などの全体の雰囲気はもちろん、韓紙の壁紙、吊戸棚など、細かい部分を確認し実際にそれを我が家にとりいれるかどうかを決めるという目的でおうかがいしました。
胡桃山荘に着いたのは、もう日も暮れかけている時間、氷点下の寒さです。鍵を借りに行ったお隣の北沢建築さんの建物や工場も素敵で、じっくりと外観を拝見。
さっそく胡桃山荘の中に入り、とりあえず薪ストーブに火をつけようと、おいてある説明のとおりに火をつけましたが、そんなすぐには冷えきった室内は暖まりません。。。
暖まるまで、夕食の調達に地元のスーパーに行き、鯉やきのこ、りんごジュースなど地元食材をたっぷり買い込んできました。
さあさっそく夕食の準備、なのですがまだ部屋が暖まりません。薪を追加したり、空気を送ったりして薪を激しく燃やすと、今度は薪ストーブ自体が高温になってしまい、慌てて温度を下げたり、、と奮闘し、夕食が終わる頃にやっと部屋全体が暖まってきました。
「薪ストーブ」を新居の主暖房にし、これだけにしようと思っていました。が、この状況に、一日の大半は家にいない共働きの我が家では、「灯油ストーブとの併用」も少し考えたほうがいいのでは。。。そして、一晩でなんと2束も薪を使ってしまい、「一冬でいったいどれだけ薪がいるの?」とそちらにも不安が。(あとで三澤先生にお聞きすると、やはり一週間以上暖房していないので家が冷えきっていたのでは、とのことでした。そして薪の燃やし方も私たちの方法はバーベキューをするときの方法ということが判明。正しい方法も教えていただきました!)
夕食のあとは、子どもが楽しみにしていた「マシュマロ焼き」をしました。マシュマロを串にさして薪ストーブに近づけるだけなのですが、コンガリ焼けて中はとろっとなってとってもおいしい!我が家ではバーベキューの時にマシュマロ焼きをよくやるのですが、薪ストーブがあると冬は毎日家でこれができるからと、息子は薪ストーブにとっても前向きでした。
その後は、寒いながらも外に出て、星空観察。「星座」に興味を持ち出した息子はオリオン座を探していましたが、オリオン座が目立たないくらいの星の多さで、あんなにきれいな星空を見たのは久しぶりです。
冷えた体を温めようと、お風呂にお湯をはり、木のいい香りの中、体の芯から温まりました。
翌朝も子どもは家の中をあっちに行ったりこっちにいったりと楽しんでいましたが、どこにいても息子の気配がわかる家のつくりとコンパクトさ。ちょうど新居も胡桃山荘くらいのサイズなので「このくらいのサイズがいいね」と改めて実感しました。
リビングの大きな窓とデッキ、木の質感が感じられる床、そして薪ストーブと、これから建つ我が家への夢がふくらむ滞在でした。このたびは、ありがとうございました!
(以上、IMさんからの感想)
プレゼンテーションのときには使用する材料のサンプルや写真を駆使してできるだけ分かりやすく説明をしているつもりですが、実際に生活をしてみる事が一番確実に住まいの雰囲気が分かります。百聞は一見に如かずです。IMさんの期待にこたえられる、素敵な家ができるよう頑張ります。